2022年の全日本選手権も6日目を迎えました。6日目では、男女ダブルス、シングルスが進行しダブルスでは王者が決まり、シングルスではベスト4進出者が決まりました。
このページでは、2022年全日本選手権の6日目を振り返り、目立ったニュースや注目の試合などを紹介していきます。
下記で全日本選手権の組み合わせや見どころ、1日目から3日目を振り返っての内容も紹介しています。合わせて確認してみてください。
【2022年】卓球全日本選手権組み合わせを紹介!見どころも解説!
Contents
一般男女シングルススタート!6日目を振り返って注目の選手・試合を紹介
大会6日目となり、男女ダブルス、シングルスが進行し、ダブルスは王者が決まり、シングルスはベスト4進出者が決まりました。ここからは、各種目注目の選手や試合を紹介していきます。
ベテランプレーヤーが勝ち残る!一般男子シングルス
一般男子シングルスは、ベスト4進出者が決まりました。ベスト4に進出したのは、松平健太選手、吉村真晴選手、丹羽孝希選手、戸上隼輔選手です。例年に比べてベテランと言えるプレーヤーが多く勝ち残り、この後の活躍も期待できます。
松平健太選手、吉村真晴選手、丹羽孝希選手の3名は過去に全日本選手権で優勝したり決勝進出したりなど実力の高い選手ですが、ここ最近は優勝から遠ざかっていた選手でもあります。それぞれ、ベテランならではの技を持っている選手なので繊細な技術や試合の戦術にも注目です。
特に今回、丹羽孝希選手は好調なようで過去2大会連続で敗戦している吉田雅己選手に4-0と快勝をはたしています。また、吉村真晴選手も前日に張本智和選手を破っています。過去に優勝経験のある二人のV2にも期待が集まります。
また、戸上隼輔選手は勝ち残った選手の中では一番若く勢いがある選手です。実力も高く勢いもある選手で、ここまで勝ち上がるのにもしっかり力を出し切って勝ち上がっており、勢いを保って初優勝を狙います。
松平健太とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
吉村真晴とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
丹羽孝希とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
戸上隼輔とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
シード選手が順当に勝ち上がりベスト4が決まる!女子シングルス
女子ベスト4は、4人中3人が昨年と同じ顔ぶれになりました。ベスト4に勝ち残ったのは伊藤美誠選手、早田ひな選手、木原美悠選手、加藤美優選手の4名です。
準々決勝で特に激戦となったのが木原美悠選手対佐藤瞳選手です。この両者は3年前の全日本選手権でも対戦しており、その時は木原美悠選手が勝利しています。今回の試合では、カウンターの精度が高くなった佐藤瞳選手が主導権を握り3-0とリードしますが、そこから粘った木原美悠選手が4セット練習し逆転勝利しました。
マッチポイントも握られた状態から逆転勝ちするのも素晴らしいですが、高校生ながら2年連続でベスト4に食い込むのも恐ろしいものです。また、伊藤美誠選手と早田ひな選手は抜群の安定感で勝ち上がっており、加藤美優選手も持ち前の粘り強さを発揮して強敵を倒しています。
伊藤美誠選手の実力が一つ抜けているのは間違いないですが、他の選手達の実力も高く誰が優勝してもおかしくないです。最終日には非常にハイレベルな試合を展開してくれる筈なので注目です。
加藤美優とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
木原美悠とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
世界選手権の再戦に!大学生ペアが接戦を演じ優勝!男子ダブルス
男子ダブルスでは、世界選手権で銅メダルを獲得し、実績を持っている戸上隼輔選手・宇田幸矢選手ペアが接戦を乗り越え見事優勝しました。
優勝した戸上隼輔選手・宇田幸矢選手ペアは準決勝と決勝共に0-2の劣勢から逆転し優勝を果たしています。立ち上がりは相手の対策によってリードされても段々と対応し最後には勝つのは流石日本のエースダブルスと言えるでしょう。
一方の準決勝で対戦した松下海輝選手・藤村友也選手ペアも社会人らしい揺さぶりでミスを誘うプレーや、決勝で対戦した張本智和選手・森薗政崇選手ペアのスピードを生かしたプレーも光るものがありました。
田添健太選手・大島祐哉選手ペアは、残念ながら大島祐哉選手がコロナ陽性と判断されたため棄権となってしまいましたが、素晴らしい内容の準決勝、決勝でした。
宇田幸矢とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
田添健汰とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
大島祐哉とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
森薗政崇とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
張本智和とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
脅威の20連勝!史上最多タイの4連覇達成!女子ダブルス
女子ダブルスは、本命であった伊藤美誠選手・早田ひな選手ペアが見事優勝し4連覇を果たしました。ペア結成から全日本選手権ではまだ負けておらずなんと20連勝を果たしています。
対抗馬の石川佳純選手・平野美宇選手ペアは、平野美宇選手がコロナ陽性となり棄権となってしまいましたが、他のペアが善戦する中しっかりと負けずに勝ち切るのは伊藤美誠選手と早田ひな選手の実力やペアリングの良さを物語っています。
決勝で対戦した、宋恵佳選手・成本綾海選手ペアもしゃがみ込みサーブやペン独特のフリックで応戦しましたが重要なところをしっかり抑えられ伊藤美誠選手・早田ひな選手に敗れてしまいました。
今回優勝を果たした伊藤美誠選手・早田ひな選手ペアですが、簡単に優勝したわけではなく他のペア達も非常に実力が高く日本の女子全体が底上げされている事が分かります。また、優勝した伊藤美誠選手・早田ひな選手は世界を獲る実力がある選手達なので今後の活躍にも期待です。
まとめ:2022年全日本選手権6日目
いかがでしたでしょうか。2022年全日本選手権6日目を振り返ってニュースや注目の試合などを紹介してきました。2022年全日本選手権の6日目は男女ダブルス、シングルスが行われ、男女ダブルスでは王者が決まり、シングルスではベスト4まで決まりました。
最後に一言だけ付け加えると、残すところ最終日のみとなった全日本選手権ですが、最終日では花形でもある男女シングルスの王者が決まります。優勝した選手は今年の主役ともなるので優勝争いがどのように展開されるか注目しましょう。