伊藤美誠のプロフィール【世界ランキング・使用用具・特徴】

参照：https://www.ittf.com

幼い頃から活躍をしていた伊藤美誠選手も今では20歳を超え日本を引っ張る存在に変わってきました。そんな彼女を知らない卓球愛好者はいない事でしょう。

この記事では、信じられない程の偉業も沢山残してきた伊藤美誠選手のプロフィール、特徴を紹介していきます。

伊藤美誠とは

伊藤美誠とは、現代の卓球界を引っ張る女子選手であり東京五輪内定者の一人です。世界ランキングもTOP3に入っており最もメダルが期待される選手の一人です。

数えきれない程の偉業がある伊藤美誠選手の中でも「伊藤美誠とは」を語るに相応しい内容を抜粋して紹介します。

• 信じられない記録、対中国の勝率5割
• びっくり、試合中は一切緊張しない
• 一人じゃない、母と専属コーチのチームで金メダルを狙う

信じられない記録、対中国の勝率5割

伊藤美誠選手は日本選手の中では郡を抜いており2018年は卓球王国の中国との対戦成績で5割以上という驚異的な数字を残しました。

他の日本のトップ選手は対中国選手との勝率は1割から2割なので伊藤美誠選手の数字の凄さが際立ちます。

中国選手がここまで負ける選手は伊藤美誠選手だけであり、中国では「大魔王」と愛称される程。研究されても更に上をいくとても素晴らしい選手です。

びっくり、試合中は一切緊張しない

伊藤美誠選手はびっくり、試合中には一切緊張をしないそうです。試合後のコメントでも「全然緊張しなかった」と笑いながらのコメントでメディアを騒がしていました。

メディアの解説でも「伊藤美誠は心臓に毛が生えている」と言われており、初めて出場した世界選手権は中学2年生ながらベスト8に残る強心臓ぶりを見せました。

一人じゃない、母と専属コーチのチームで金メダルを狙う

快進撃が止まらない伊藤美誠選手ですが、そうです、一人で戦っている訳ではありません。彼女を支えているのが母、みのりさんと専属コーチの松崎太佑さんです。

母のみのりさんは海外遠征には基本的に帯同し食事のサポートや身体のサポートをしています。身体のケアを常に行えるように整体師の資格も持っています。慣れない海外での遠征で崩れやすい心体を支えています。

専属の松崎コーチは、伊藤美誠選手が幼い頃からの関係で、伊藤美誠選手が中学1年生の時にまだ生活の保証がない中脱サラして専属コーチになりました。選手としての実績はありませんが分析力に優れていて本人や対戦相手の分析など綿密にしています。溜まった分析ノートはなんと、数百冊に登ると言います。

伊藤美誠　プロフィール

あなたが気になる伊藤美誠の情報を紹介します。プロフィールや公式情報、戦績、世界ランキング、現在の使用用具について記載しています。

プロフィール

普段は天真爛漫の伊藤美誠選手も試合コートに入ると大魔人と言われる程の勝負師。どのような成長過程で現在に至ったのか紹介していきます。

• 天才ではなく、努力！幼い頃から深夜2時までの驚きの練習量
• すごい！中学生で日の丸を背負い記録の塗り替え連続
• 辛い辛い時期を乗り越え日本を引っ張る存在に
• 快進撃は未だ止まらず！負けない伊藤美誠に！

天才ではなく、努力！幼い頃から深夜2時までの驚きの練習量

「伊藤美誠は天才でしょ」卓球をやっている者は皆揃ってこう言います。確かに天才です。しかし、彼女はただの天才プレーヤーではなく努力プレーヤーです。

伊藤美誠選手は静岡県磐田市にて生まれました。そして、元卓球選手だった両親の元2歳からラケットを握り始めます。

5歳の頃には水谷隼の両親が運営する豊田町卓球スポーツ少年団に入り、厳しい練習をこなしていく事になります。

少年団の卓球だけでは足りず、両親は自宅に卓球スペースを増築し練習していくのでした。信じられないですが、当時の平均練習時間は毎日6時間で遅い時は深夜2時まで練習していたそうです。

これだけの練習量をこなした努力もあり、伊藤美誠選手は福原愛選手の記録を更新する全日本選手権の一般シングルで史上最年少初戦勝利するという大記録も建てました。

すごい！中学生で日の丸を背負い記録の塗り替え連続

びっくり、伊藤美誠選手は中学生で大阪の関西卓球アカデミーで練習をするため昇陽中学校に進学します。世界で勝つためとは言え中学生で地元を離れる卓球に打ち込む姿勢には脱帽します。

丁度、大きく注目され始めるのも中学生の頃からで2014年のドイツオープンではライバルの平野美宇選手と組んだダブルスが優勝。翌年のドイツオープンではシングル優勝とどちらも史上最年少の記録でありギネスにも登録されました。

そして中学2年生では全日本選手権でもシングルベスト8に入り実力が認められ2015年蘇州の世界選手権代表として日の丸を背負う事になります。

世界選手権は協会も経験を積ませる事を考えながらの選出だったと思いますが結果はなんと、ベスト8。日本人選手の中では最高記録であり準々決勝も地元中国選手を苦しめる予想外の活躍を見せました。

辛い辛い時期を乗り越え日本を引っ張る存在に

選手として順風満帆な伊藤美誠選手はリオオリンピックの団体メンバーとしても選出され同年の世界選手権団体戦では主力メンバーとして銀メダルに貢献しました。

また、リオオリンピックの本戦でもロンドン五輪シングル銅メダリストの選手に3-0と圧勝し団体戦銅メダルに大きく貢献しました。

しかし、ここまで順風満帆だった伊藤美誠選手も陰を落とす事になります。ここからは彼女にとっても辛い辛い時期だった事は間違いありません。

陰を落とした最大の要因はライバルの平野美宇選手の存在です。彼女もリオオリンピックで後一歩のところで伊藤美誠選手に代表権を奪われており逆境の精神で戦っていました。

昔からのライバルであった平野美宇選手に全く勝てなくなってしまった伊藤美誠選手ですが腐る事なくひたすらに練習に励み再起を図っていました。

その甲斐もあり、一段とレベルアップした伊藤美誠選手は2018年に全日本選手権を史上最年少で3冠を達成します。更に世界選手権の団体決勝では当時日本人に対し37連勝していた劉詩文選手を破り完全復活を遂げたのでした。

その後は、陳幸同、王曼昱、丁寧、朱雨令と中国の主要選手を立て続けに破り対中国の対戦勝率が5割を超えるという脅威的な数字を残す事になったのです。

快進撃は未だ止まらず！負けない伊藤美誠に！

信じられないですが、社会人になった後も伊藤美誠選手の快進撃は一向に止まる様子を見せません。

全日本選手権を2年連続で3冠達成すると、同年の世界選手権では、早田ひな選手と組んだペアで決勝進出(47年ぶりの快挙)します。オリンピックも個人、団体、水谷隼との混合ダブルスのいち早く代表権を獲得しました。

更に、2019年には世界ランキングも女子では49年ぶりに2位になりました。最高の形でオリンピックを迎えられるようになったのです。

しかし、コロナウイルスでオリンピックは延期。選手にとっては調整が難しくなりましたが伊藤美誠選手は前向きに捉え練習に励んでいました。結果、コロナ明けの新しく国際大会では2大会連続でシングルス優勝を果たしました。

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公式サイト

伊藤美誠　オフィシャルサイト

世界ランキング・大会成績

世界ランキング

世界ランキング2位（2021年4月3日時点）

大会成績

スクロールする事ができます。

使用用具

アコースティックカーボン

13,682円

Amazonで詳細を見る

伊藤美誠選手使用！威力を出すならこれ！

Nittkuのアコースティックカーボンは、伊藤美誠選手も使用するラケットです。威力が高い事に加えて、本来のアコースティックの持ち味である安定感もあるのでおすすめです。

重量	90±g
サイズ	ブレード：157×150mm グリップ：ST 100×23mm、FL 100×22mm
合板構成	5枚＋2、弦楽器製法 アウタータイプ・ＦＥカーボン

ファスタークG1

4,243円

Amazonで詳細を見る

相手に押し負けない！弧線を描く回転量とスピードが持ち味！

NittkuのファスタークG1は、ドイツ生産のテンション系ラバーです。ファスタークシリーズの中では、最もスポンジ硬度が堅く相手の強い球にも押し負け無いのが特徴的です。また、回転もかけやすく弧線を描きながらスピードのある球を打つ事ができるのでおすすめです。

スポンジ硬度	37.5
スピン	12.5
スピード	15

ラバー（裏面）：モリストSP

伊藤美誠　プレーの特徴

大魔王と呼ばれる伊藤美誠の卓球の特徴は一言で表すと奇想天外。試合を見るたびに新しいプレーが増えていて見る者を驚かせます。そんな彼女の中でも特に目立った特徴を紹介していきます。下記のページで伊藤美誠選手の試合動画を解説していますので合わせて確認してみましょう。

【試合動画解説】孫穎沙VS伊藤美誠を紹介《東京オリンピック》

【試合動画解説】伊藤美誠VS早田ひなを紹介《2022全日本選手権》

• 小柄な選手が有利と感じる程のスマッシュ攻撃
• 常に新しい！伊藤美誠だけの独特なサーブ
• え、ここで！と見ていても全く読めない奇想天外なレシーブ

小柄な選手が有利と感じる程のスマッシュ攻撃

通常世界レベルの卓球選手は回転を掛けるドライブが主流で、強烈な回転量や威力を出せる体格の良い選手程トップ層に立っていました。しかし、伊藤美誠選手は全くの逆で小柄な身体を活かしてスマッシュ攻撃を繰り出します。

スマッシュは選手の胸の高さぐらいの球に対して打つ技術です。胸より低い球に対してはリスクがあるので、高い球の返球が少ない世界のトップレベルで戦う選手達はスマッシュをしたくてもできずドライブを磨いているのです。

信じられないですが、伊藤美誠は相手選手がどれだけ低く返球しようと小柄な身体を活かしスマッシュする事ができます。この型破りな戦い方こそ卓球王国の中国を破る最大の要因です。

常に新しい伊藤美誠だけの独特なサーブ

伊藤美誠選手の進化が一番見て分かりやすいのは独特なサーブです。期間が空くと必ず新しいサーブが増えていて対戦相手や見ている者を驚かせます。

更に一言付け加えると、伊藤美誠選手のサーブは新しさに加えてとても独特なフォームから出されます。他の選手には似ても似つかないフォームから繰り出すサーブによって相手は予測を立てられず困惑してしまうのです。

え、ここで！と見ていて全く読めない奇想天外なレシーブ

あ、伊藤美誠って天才だ。と私が見ていて思うのはレシーブです。伊藤美誠選手のレシーブは正に奇想天外という言葉が合っており何をするのか読むことができません。

経験者であれば分かると思いますが、一般的にレシーブは卓球技術の中で最も難しい技術と言われる程難しく、トップ選手ですらミスしないように慎重になる事が多いです。

そこを伊藤美誠選手はミスせず、更に「ここでそのレシーブ！？」という程の奇想天外かつ多彩なレシーブで相手を翻弄していくのです。通常はサーブの方が有利な筈が、伊藤美誠選手に限ってはレシーブの方が有利だと思える程素晴らしいレシーブです。

まとめ：伊藤美誠

いかがでしたでしょうか。最後に伊藤美誠選手についておさらいしておきましょう。伊藤美誠とはこんな人物です。

• 信じられない記録、対中国の勝率5割
• びっくり、試合中は一切緊張しない
• 一人じゃない、母と専属コーチのチームで金メダルを狙う

そんな伊藤美誠選手の卓球の特徴はこちらです。

• 小柄な選手が有利と感じる程のスマッシュ攻撃
• 常に新しい！伊藤美誠だけの独特なサーブ
• え、ここで！と見ていても全く読めない奇想天外なレシーブ

一言だけ付け加えますと、伊藤美誠選手はまだ20代前半とまだまだ伸び盛りな選手です。これからの世界大会でも必ず「すごい！」と思うプレーを見せてくれるはずです。これからのプレーに期待しましょう。