2022年の全日本選手権も最終日を迎えました。最終日では、ついに男女シングルスの王者が決まりました。
このページでは、2022年全日本選手権の最終日を振り返り、目立ったニュースや注目の試合などを紹介していきます。
下記で全日本選手権の組み合わせや見どころ、1日目から3日目を振り返っての内容も紹介しています。合わせて確認してみてください。
【2022年】卓球全日本選手権組み合わせを紹介!見どころも解説!
Contents
一般男女シングルススタート!最終日を振り返って注目の選手・試合を紹介
大会最終日となり、シングルスは準決勝から行われました。そして、ついに男女シングルスの王者が決まることとなりました。ここからは、各種目注目の選手や試合を紹介していきます。
凄まじい攻撃力で戸上隼輔選手初優勝!一般男子シングルス
大会最終日、準決勝からスタートしました。第一試合は松平健太選手対吉村真晴選手。吉村真晴選手も調子が良い中迎えた試合でしたが、松平健太選手が巧みなテクニックでミスを誘いベテランらしい試合運びで見事勝利しました。
もう一方の準決勝では、丹羽孝希選手対戸上隼輔選手。こちらはもう戸上隼輔選手の独壇場と言える試合でした。丹羽孝希選手が仕掛けようとするも、その仕掛けの球を全力で打ち続けミスも少ないので終始戸上隼輔選手が攻め続け丹羽孝希選手が防戦一方となる試合でした。好調だった丹羽孝希選手にあれだけ完封勝利できるのはすごい事です。
決勝は、30歳になりベテランの技を見せる松平健太選手と戸上隼輔選手の試合です。序盤は、松平健太選手が天性のタッチを生かしたストップやブロックで相手のミスを誘うも、後半は戸上隼輔選手の猛攻が段々止められなくなっていきました。
最後は若さを全面に出した戸上隼輔選手が力で押し切り優勝を果たしました。終わってみれば今回の試合戸上隼輔選手は比較的負けそうになる試合も無く実力が他の選手より一つ抜けていたことが分かります。パリ五輪にも出場する可能性が高い選手なので注目です。
松平健太とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
吉村真晴とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
丹羽孝希とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
戸上隼輔とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
進化したプレーで3年ぶりに伊藤美誠選手優勝!女子シングルス
女子シングルスは、木原美悠選手が発熱のため棄権となり、準決勝は1試合のみ行われる形となりました。準決勝で対戦するのは加藤美優選手と早田ひな選手です。
この準決勝の試合では、我慢比べの試合となりました。加藤美優選手が非常に粘り強く、早田ひな選手の威力ある球にも何本でもくらいついていました。ただ、早田ひな選手も打ちミスがあり、集中力が切れそうな状況でも気持ちを切らさず最後まで我慢して勝利したのは流石です。
そして決勝戦は、4年連続の対戦となる伊藤美誠選手対早田ひな選手の試合です。ほぼ互角の試合展開が予想されましたが、試合では終始伊藤美誠選手が主導権を握り続けていました。カットブロック等の独創的なプレーが新しく増えた事に加えて、後陣など苦しい状態でも簡単に点を取られないプレーは進化を感じさせる内容でした。
今回の伊藤美誠選手は、全日本選手権の序盤こそ失点を繰り返すシーンもありましたが、大会が進むにつれてそのプレーの勢いがましていき、非常に強さを感じさせる内容でした。この後行われる世界選手権でも更に活躍が期待できるので楽しみにしましょう。
加藤美優とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
早田ひなとは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
木原美悠とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
まとめ:2022年全日本選手権最終日
いかがでしたでしょうか。2022年全日本選手権最終日を振り返ってニュースや注目の試合などを紹介してきました。2022年全日本選手権の最終日は男女シングルスが行われ、男子シングルスは戸上隼輔選手、女子シングルスは伊藤美誠が見事優勝を果たしました。
最後に一言だけ付け加えると、全日本選手権は、どの選手も勝ちたい気持ちを全面に出して必死に試合してきます。その中で優勝した戸上隼輔選手、伊藤美誠選手は本当に強い選手です。また、今回敗戦してしまった選手もまた奮起して戦ってくれる筈なのでまた今後の活躍を楽しみにしましょう。