戸上隼輔選手は、パリ五輪代表候補の一人で日本随一の攻撃力を持った卓球を得意とします。Tリーグでも活躍しており、3rdシーズンでは琉球アスティーダの一員として日本一に貢献しました。
そんな戸上隼輔選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。
戸上隼輔とは
戸上隼輔とは、パリ五輪の代表筆頭候補で日本卓球界の革命児とも言えるような最先端の卓球を武器としています。Tリーグでも活躍しており3rdシーズンでは琉球アスティーダの日本一の立役者となっています。
- パリ五輪代表筆頭候補!全中2回戦負けから世界を狙う!
- 日本卓球界の革命児!リスクを恐れない超攻撃型卓球!
- すごい、琉球アスティーダ優勝の立役者!強者はバタバタ薙ぎ倒し活躍!
パリ五輪代表筆頭候補!全中2回戦負けから世界を狙う!
そうです、戸上隼輔選手と言えば、パリ五輪代表の筆頭候補として挙がる選手の1人です。
元々は、全国中学卓球大会のシングルスで2回戦負けという結果の選手でしたが、野田学園に進学してからはメキメキと力をつけインターハイシングルス優勝、そして全日本選手権でもシングルス3位という結果を残しています。
また、近年では世界の選手相手にも活躍を見せており、世界ランキング1位の樊振東選手と競ったり世界ジュニア選手権で3位という活躍もしています。丁度、パリ五輪の時には22歳と選手としては脂が乗ったタイミングで迎えられるので活躍に期待が集まります。
日本卓球界の革命児!リスクを恐れない超攻撃型卓球!
戸上隼輔選手の卓球は、日本卓球界においては革命的な卓球スタイルで活躍の要因もこの卓球スタイルによるところが大きいです。
従来の日本選手はミスをしない事が前提で段々と強い球を打っていくという考え方でしたが、戸上隼輔選手の場合、強い球を打つ事が前提でその上で練習をしてミスを減らしていきます。
今まではこのような戦い方をするとリスクが高く自滅してしまう可能性が高かったため実践できる選手はいませんでしたが、技術ノウハウが向上してきた現代だからこそ実現した卓球スタイルです。
この卓球スタイルは、伸び代が大きいので戸上隼輔選手今後更に成長していくと思います。
すごい、琉球アスティーダ優勝の立役者!強者はバタバタ薙ぎ倒し活躍!
3rdシーズン、戸上隼輔選手が所属する琉球アスティーダは日本一となりました。その立役者の一人は間違いなく戸上隼輔選手です。
前期には、東京五輪代表の張本智和選手と丹羽孝希選手に連勝しており、琉球アスティーダ8連勝に貢献しました。前期ではMVPも獲得しています。
ファイナルの試合でも大島祐哉選手に勝利し、日本一へ貢献しており優勝に欠かせない選手であった事は明らかだったと思います。
来シーズンからもTリーグに参戦し活躍してくれる筈なので、プレーはファンにとって楽しみなものになるでしょう。
戸上隼輔 プロフィール
プロフィール
戦型 | 右シェーク裏裏ドライブ型 |
年齢 | 18歳 |
生年月日 | 2001年8月24日 |
エピソード
- 幼少期はホープス2位と活躍するも全中は2回戦負け!覚悟を決め野田学園へ
- すごい、1年生からインターハイで大ブレイク!集大成となる高校最後の全日本選手権は3位入賞
- びっくり!コロナの影響で全日本選手権は棄権するもTリーグでは大活躍でチームを日本一に
幼少期はホープス2位と活躍するも全中は2回戦負け!覚悟を決め野田学園へ
「記憶が曖昧ですけど、3歳から5歳の間に始めたかな…」。
https://rallys.online/person/
戸上隼輔選手は、三重県で生まれ両親と兄が卓球をやっていた事から卓球を始めます。
幼少期は母の指導で成長し、小学6年生の時の全日本選手権ホープス(5,6年生)の部では準優勝し全国でも活躍できる選手となりました。
全国で名を轟かせた戸上の元には、多くの強豪中学から誘いがあったが地元中学への進学を決めた。
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ホープスの部で準優勝した戸上隼輔選手でしたが地元に残るため強豪校からの誘いを蹴って地元の中学校へ進学します。
しかし、地元の練習環境では強くなる事が難しく、中学1年生の全国中学卓球大会は2回戦敗退と苦い結果に終わります。
その敗戦から強豪校への転校も考えるようになり、超攻撃的な卓球スタイルが合っている野田学園へ転校する事になります。
野田学園に転校後は、すぐに成績を収めるようになり全国中学卓球大会ではベスト8に入賞しました。その試合では、世界ジュニア選手権を優勝した張本智和選手に対してあと一歩まで迫っています。
すごい、1年生からインターハイで大ブレイク!集大成となる高校最後の全日本選手権は3位入賞
戸上隼輔選手は、中学卒業後もそのまま野田学園高校に進学します。
高校に進学すると戸上隼輔選手は早々に周囲の予想を超える結果を残し始めます。1年生の時のインターハイでは、高見真己選手や田中佑汰選手など実力者を破り準優勝しました。
その翌年、翌々年のインターハイはどちらもシングルス優勝と一気に高校生のトップに躍り出たのです。
また、全日本選手権ジュニアの部ではインターハイには出場してなかった同世代のライバル宇田幸矢選手にも勝利し急成長を遂げました。
高校再開の集大成となる全日本選手権では東京五輪に内定していた丹羽孝希選手も破り3位入賞しています。準決勝も張本智和選手にあと一歩まで迫り存在感をしましました。
びっくり!コロナの影響で全日本選手権は棄権するもTリーグでは大活躍でチームを日本一に
高校を卒業した戸上隼輔選手は、水谷隼選手や丹羽孝希選手を輩出した明治大学へ進学します。
大学入学後も目の覚めるような両ハンド攻撃は健在でTリーグでは、丹羽孝希選手や張本智和選手を破り前期MVPに輝いています。
万全の状態で挑む筈だった全日本選手権ですが、残念な事に明治大学のチームメイトがコロナウイルスを発症した事で棄権となってしまいます。
残念な形で終えた全日本選手権ですが、その後のTリーグのファイナルでは大島祐哉選手に勝利し琉球アスティーダ初の日本一へ貢献しました。今後も益々活躍が楽しみな選手です。
世界ランキング及び成績
世界ランキング
世界ランキング105位(5月25日時点)
成績
2015年 | 全日本選手権 | カデット14歳以下の部準優勝 |
2017年 | インターハイ | シングルス準優勝 |
ジュニアサーキットスウェーデンオープン | ジュニアシングルス優勝 ジュニアダブルス優勝 | |
ベルギーオープン | U21シングルス優勝 | |
2018年 | 全日本選手権 | ジュニアの部3位 |
インターハイ | シングルス優勝 | |
ベルギーオープン | U21シングルス優勝 | |
2019年 | 全日本選手権 | ジュニアの部優勝 |
インターハイ | シングルス優勝 ダブルス優勝 | |
クロアチアオープン | ダブルス優勝 | |
2020年 | 全日本選手権 | シングルス3位 ダブルス準優勝 |
ポルトガルオープン | U21シングルス準優勝 |
使用用具
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SNS及び公式サイト
公式サイト
戸上隼輔 プレーの特徴
戸上隼輔選手のプレーは一言で言うと、目の覚めるような両ハンドを武器としており何本もノータッチエースを決める程の攻撃力が特徴的です。その戸上隼輔選手のプレーの中でも特に光った特徴を紹介していきます。下記で戸上隼輔選手の試合動画を解説しています。合わせてチェックしてみましょう。
【試合動画解説】戸上隼輔VS丹羽孝希を紹介《2022全日本選手権》
【試合動画解説】戸上隼輔VS松平健太を紹介《2022全日本選手権》
【試合動画解説】戸上隼輔VS上田仁を紹介《2022全日本選手権》
- 日本卓球の革命!リスクを恐れない目の覚めるような両ハンドドライブ!
- びっくり、ショートサーブでも一撃で抜き去るチキータ
- 取りこぼしが少ない理由はこれ!打点を自在に使い分ける台上技術
日本卓球の革命!リスクを恐れない目の覚めるような両ハンドドライブ!
そうです、戸上隼輔選手の卓球と言えば目の覚めるような両ハンドドライブが特徴的です。
ただ球のスピードが速いだけではなく、相手のドライブに対してもお構い無しかというようにカウンタードライブをするので相手は受け身になってしまいます。
このリスクを恐れずに殆ど全てのボールを攻撃する卓球は、日本卓球界においては革命的と言える両ハンド攻撃で世界にも通用する武器です。
今後、更に技術力が増してミスが減れば世界のトップ選手になる程の両ハンド攻撃なので成長過程にも注目したいところです。
びっくり、ショートサーブでも一撃で抜き去るチキータ
戸上隼輔選手のプレーを見ていて、この球こんな威力で打つんだ、とびっくりするのがフォア前のショートサーブに対してのチキータです。
現代の選手は、フォア前のレシーブに対してもチキータして攻める事はありますが、戸上隼輔選手の場合チキータというより台上バックドライブで恐らく速い球を打ちます。
戸上隼輔選手が、格上選手に対しても圧倒的な内容で勝利するのもこのレシーブでのチキータが要因として大きく相手としてはどこに出しても待たれたら一撃で抜かれるプレッシャーを感じながら試合する事になります。
ここまで速くノータッチを連続するチキータはトップ選手でも中々いません。今後更に光る技術となるでしょう。
取りこぼしが少ない理由はこれ!打点を自在に使い分ける台上技術
戸上隼輔選手の卓球は現代ではとてもハイリスクですがインターハイでもシングルスで負けたのは3年間を通して1年生の時の決勝戦のみと取りこぼしが非常に少ないです。
その最大の理由は、打点を使い分ける台上技術です。若い選手はこの台上技術を得意とする選手は少ないのですが戸上隼輔選手の場合ストップとツッツキ、チキータとどれもバランスが良いのが特徴的です。
特にストップやツッツキは打点を速くしたり遅くしたりとタイミングを変える事で相手を崩す事ができます。
このように台上技術が他の選手より優れているため、優位な状態でラリーをスタートする事が多くなり結果的に負けない試合へ繋がっていきます。
まとめ:戸上隼輔
いかがでしたでしょうか。戸上隼輔選手について紹介してきました。戸上隼輔とはこんな人物です。
- パリ五輪代表筆頭候補!全中2回戦負けから世界を狙う!
- 日本卓球界の革命児!リスクを恐れない超攻撃型卓球!
- すごい、琉球アスティーダ優勝の立役者!強者はバタバタ薙ぎ倒し活躍!
また、戸上隼輔選手のプレーの特徴はこちらです。
- 日本卓球の革命!リスクを恐れない目の覚めるような両ハンドドライブ!
- びっくり、ショートサーブでも一撃で抜き去るチキータ
- 取りこぼしが少ない理由はこれ!打点を自在に使い分ける台上技術
最後に一言だけ付け加えると、戸上隼輔選手はまだ国際大会への出場経験が少なく海外での活躍は少ないですが、実力からすると既にTOP30に入る程の実力はあります。今後は世界のトップに食い込む選手なので注目です。