篠塚大登選手は、現在愛工大名電高校の主力選手の一人で非常に高いポテンシャルを持っています。2021年に行われたアジア選手権の選考会では強豪揃いの中勝ち抜き代表権を勝ち得ています。
そんな篠塚大登選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。
篠塚大登とは
篠塚大登とは、愛工大名電高校の選手の一人でTT彩たまに所属しTリーグにも参戦しています。近年、大きくポテンシャルを発揮する機会が多く、アジア選手権の選考会ではベスト4に入り代表権を獲得しました。
- すごい、アジア選手権選考会ベスト4!日本代表レベルの高校生!
- ポーカーフェイスが売り!大人びた卓球スタイルが持ち味の選手!
- 実は、ダブルスの名手!Tリーグのダブルスではベストペア賞を獲得!
すごい、アジア選手権選考会ベスト4!日本代表レベルの高校生!
そうです、篠塚大登選手と言えば、2021年に行われたアジア選手権の選考会で強敵相手に勝ち抜き見事ベスト4に進出し代表権を獲得した選手です。
篠塚大登選手は、幼い頃から才能ある選手と言われる事が多かったですが、張本智和選手と同世代であったためどうしても中々注目される機会は今までりませんでした。
ですが、近年では、そのポテンシャルの高さを遺憾無く発揮しており、インターハイでは1年生にしてシングルス準優勝。2021年の全日本選手権ジュニアの部でも優勝候補となっていたホープの松島輝空選手を破っています。
アジア選手権の選考会では、全日本選手権シングルスで優勝した及川瑞基選手とシングルス準優勝の森薗政崇選手双方を破っており、実力は既にシニアトップレベルにあると言えます。今後は更に活躍する選手だと思いますので要注目です。
松島輝空とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
及川瑞基とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
森薗政崇とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
ポーカーフェイスが売り!大人びた卓球スタイルが持ち味の選手!
すごいのが、篠塚大登選手は、小学生時代から既に大人びた卓球をしており、現在は更に磨きがかかっています。
特に、試合中はポーカーフェイスで、精神的に崩れる事もありません。通常であれば精神面をコントロールするには長い年月と多くの経験が必要なのですが、篠塚大登選手の場合はそれが小学生から他よりも秀でています。
そのため、格上選手と試合した時も物怖じする事なく自分の実力をしっかり出し切る事ができます。アジア選手権の選考会でも、ベスト4決定戦は0-2の劣勢から逆転しての勝利だったので恐ろしいものです。
実は、ダブルスの名手!Tリーグのダブルスではベストペア賞を獲得!
実は、篠塚大登選手はダブルスの名手でもあります。TT彩たまの一員としてTリーグに参戦しており、曽根翔選手とのペアでベストペア賞を獲得しています。
Tリーグで対戦した水谷は「台湾の林昀儒(リンインジュ・最新世界ランキング7位)に似てる。両ハンドが安定してるし、サービスもチキータも力がある」と篠塚を高く評価している。
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日本のエース水谷隼選手が認めるチキータの威力やバランスの良い両ハンドを武器に3rdシーズンでは10勝を上げています。
Tリーグの試合では、3rdシーズン最下位に沈んでしまったTT彩たまにとって篠塚大登選手にかかる期待は大きいので来シーズンからの活躍も期待です。
篠塚大登 プロフィール
プロフィール
戦型 | 左シェーク裏裏ドライブ型 |
年齢 | 17歳 |
生年月日 | 2003年12月23日 |
所属 | 愛工大名電高校、TT彩たま |
エピソード
- 同世代の張本智和によってタイトル獲得ならず!カデットで念願の全国チャンプへ
- 一年生でインターハイシングルス準優勝!その後、期待されるもタイトル取れず!
- Tリーグへ参戦し実力を示す!アジア選手権選考会はベスト4で代表内定!
同世代の張本智和によってタイトル獲得ならず!カデットで念願の全国チャンプへ
篠塚大登選手は、愛知県出身で小学生時代は地元の卓伸クラブで腕を磨きました。全国大会では表彰台に登る実力はありましたが、同世代に圧倒的な強さの張本智和選手がいた事によって小学生時代のタイトルはありません。
そして、全国で活躍していた篠塚大登選手は、名門の愛工大名電へ進学する事になります。当時の愛工大名電中の強さは圧倒的で常勝軍団として他チームからは脅威となっていました。
中学生時代は篠塚大登選手個人にとっても活躍が目まぐるしく、全日本選手権カデット14歳以下の部で優勝を果たしています。念願の全国チャンピオンとなった事で篠塚大登選手は更に一皮剥けていく事になります。
一年生でインターハイシングルス準優勝!その後、期待されるもタイトル取れず!
中学を卒業すると篠塚大登選手はそのまま愛工大名電高校へ進学します。その後のインターハイで篠塚大登選手は1年生にして大ブレイクを果たします。
団体戦では、宿敵とも言える野田学園高校と対戦し、なんとそこで篠塚大登選手は、曽根翔選手とのダブルスに抜擢されます。決勝までは別のペアリングで篠塚大登選手はダブルスに起用されてはいませんでしたか決勝戦のみ起用され見事勝利を果たします。
更にシングルスでは、1年生にして決勝進出を果たし、同世代の選手では頭一つ抜けた選手として大きく期待されるようになりました。
ですが、その後に行われた全日本選手権ジュニアの部では、後輩に敗戦してしまい、翌年の全日本選手権ジュニアの部でも優勝候補の松島輝空選手に勝利するも同期の選手に逆転負けとタイトルを取るには至りませんでした。
Tリーグへ参戦し実力を示す!アジア選手権選考会はベスト4で代表内定!
期待されるも中々タイトルが取れず苦しんでいた篠塚大登選手でしたが、2020年になるとTT彩たまのチームに加わりTリーグへ参戦する事になります。
Tリーグでは、世界レベルのプレーを体感しながら実力をつけていきました。その中でも、曽根翔選手とのダブルスでは10勝を上げベストペア賞を獲得する等チームに貢献もしています。
そして、力をつけた中で迎えたアジア選手権の選考会では、森薗政崇選手や及川瑞基選手など全日本選手権で決勝を戦った両選手を倒し見事ベスト4に進出しました。非常に高いレベルの中で代表権を獲得したのです。
日本代表になり自信をつけた篠塚大登選手の今後の活躍にも益々注目が集まります。
世界ランキング及び成績
世界ランキング
世界ランキング261位(2021年6月24日時点)
成績
2015年 | 全日本選手権 | ホープスの部3位 |
2017年 | 全日本選手権 | カデット14歳以下の部優勝 カデットダブルス優勝 |
チェコジュニア&カデットオープン | U15男子シングルス優勝 | |
2018年 | スウェーデンジュニア&カデットオープン | U18男子シングルス準優勝 |
中国ジュニア&カデットオープン | U15男子シングルス優勝 | |
香港ジュニア&カデットオープン | U15男子シングルス準優勝 | |
2019年 | インターハイ | シングルス準優勝 ダブルス3位 |
ベラルーシオープン | 男子ダブルス準優勝 | |
アジアジュニア&カデット選手権 | U18男子シングルス3位 | |
フランスジュニア&カデットオープン | U18男子シングルスベスト4 | |
中国ジュニア&カデットオープン | U18男子シングルス準優勝 | |
2021年 | 全日本選手権 | ジュニアの部ベスト4 |
使用用具
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篠塚大登 プレーの特徴
篠塚大登選手のプレーは、冷静かつ大胆で守りで凌ぎ切る事もあれば隙を突いて攻め込む時もある非常にバランスの良い卓球選手です。ここからはその篠塚大登選手のプレーを詳しく紹介します。下記で篠塚大登選手の試合動画を紹介しています。是非合わせて確認してみましょう。
【試合動画解説】篠塚大登VS及川瑞基を紹介《アジア選手権選考会》
- 威力は日本トップ級!下半身をしっかり使ったフォアドライブ!
- 守りと攻めは変幻自在!何処からでも入れる事ができるバックハンド!
- プレーだけじゃない!大胆不敵な戦術も光る!
威力は日本トップ級!下半身をしっかり使ったフォアドライブ!
そうです、篠塚大登選手のプレーで光るのが威力のあるフォアハンドです。現代の若い選手の多くはスピードを意識するため下半身を使い過ぎないで打球する事が多いのですが、篠塚大登選手の場合は下半身を使っての打球なので威力があります。
また、篠塚大登選手のフォアドライブは現代的でフォアサイドの球に対しては利き足を前に入れる事でより早い打球点で打つ事ができています。
昔ながらの下半身を使っている事に加えて現代的な効率の良さも交えた非常に良いドライブです。回り込みもするためフォアハンドを打つ機会は現代の選手にしては多いので注目してみましょう。
守りと攻めは変幻自在!何処からでも入れる事ができるバックハンド!
ここだけの話、篠塚大登選手はバックハンドのレベルが非常に高いです。守りと攻めは変幻自在でどちらもバランスが良いので状況に応じて有効にプレーする事ができます。
篠塚大登選手のバックハンドで長けている部分は距離をとってからのバックドライブと、相手に攻められた時も慌てる事のないバックブロックです。
まず、バックドライブについては距離をとってからバックドライブをした時に一球一球の回転量が多く、その上スピードの緩急も混ぜています。そのため、小柄でパワーの少ない部分を補う事ができています。
また、ブロックについては、非常に安定しており、相手に攻めさせる展開も得意としています。多くの選手は自分から攻める事はできますが攻められるとカウンターのみになってしまう事が多いのでしっかりとブロックで粘れる強さにも注目です。
プレーだけじゃない!大胆不敵な戦術も光る!
これだけは忘れないで欲しいのですが、篠塚大登選手の強さはプレーだけではありません。篠塚大登選手は冷静な試合運びと大胆な戦術面にも定評があります。
特に現代の卓球選手はレシーブでチキータを狙う選手が多いですが、篠塚大登選手の場合3本や4本立て続けにロングサーブを出すこともあり完全に相手の意表を突くシーンが見受けられます。
また、試合が劣勢であっても無謀な攻めで自滅したり、そのまま受け身になる事も無く、冷静に得点パターンを探して逆転を狙う事ができます。このような戦い方は、高校生では難しいのですが篠塚大登選手は非常にこの部分が長けています。
まとめ:篠塚大登
いかがでしたでしょうか。篠塚大登選手について紹介してきました。篠塚大登とはこんな人物です。
- すごい、アジア選手権選考会ベスト4!日本代表レベルの高校生!
- ポーカーフェイスが売り!大人びた卓球スタイルが持ち味の選手!
- 実は、ダブルスの名手!Tリーグのダブルスではベストペア賞を獲得!
また、篠塚大登選手のプレーの特徴はこちらです。
- 威力は日本トップ級!下半身をしっかり使ったフォアドライブ!
- 守りと攻めは変幻自在!何処からでも入れる事ができるバックハンド!
- プレーだけじゃない!大胆不敵な戦術も光る!
最後に一言だけ付け加えると、篠塚大登選手は同世代に張本智和選手がいたことで注目される事はありませんでしたが、間違いなく素質は日本トップ級です。今後は一皮剥けて更に活躍が期待されるので注目しましょう。