森薗政崇選手は、ダブルススペシャリストで、過去にダブルスの世界ランキング1位になった事もあります。近年ではシングルスの実力も伸ばし世界選手権のシングルス代表にもなり活躍し目が離せない選手です。
そんな森薗政崇選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。
森薗政崇とは
森薗政崇とは、ダブルスの第一人者とも称される程の実力を持ちながら、近年ではシングルスでも活躍する選手です。また、プレーだけに収まらずテレビメディアでの活動や事業運営の活動もしています。
- ダブルスのスペシャリスト!代名詞チキータで世界選手権銀メダル
- ゾノる!?プレーだけじゃなくメディアや事業でも活躍し卓球界に貢献
- 幼い頃から卓球エリートとして活躍!イケメンな容姿も話題に
ダブルスのスペシャリスト!代名詞チキータで世界選手権銀メダル
そうです、森薗政崇選手と言えばダブルスのスペシャリストです。大島祐哉選手とのペアで出場したダブルスでは世界選手権銀メダルを獲得し、ダブルスの世界ランキングも最高1位になっています。
これだけ忘れないで下さい、森薗政崇選手は誰とのパートナーであっても活躍できる程にダブルスの実力が高いです。
三部航平選手とのペアのダブルスでは全日本選手権を二度制し、また新しく開催された国内のプロリーグ、Tリーグでは上田仁選手や町飛鳥選手など様々な選手とペアを組み勝利を重ねています。
日本のダブルスでは第一人者と言える選手です。今後もダブルスの種目で大きく活躍する可能性が高いので注目しておきましょう。
ゾノる!?プレーだけじゃなくメディアや事業でも活躍し卓球界に貢献
実は、森薗政崇選手はプレーだけではなくテレビメディアで活躍しています。
度々話題になるのはジャンクスポーツです。森薗政崇選手が企画でイージーなミスをすると司会の浜田さんが「ゾノった」と弄り笑いを誘います。
トップ選手が緊張して簡単なミスをしてしまうというキャラも定着しジャンクスポーツで卓球が取り上げられる事も増えています。
また、近年では、会社を設立し代表取締役として大会運営やネットショップ運営などもしているそうです。今後も多方面の活躍に注目です。
幼い頃から卓球エリートとして活躍!イケメンな容姿も話題に
森薗政崇選手は幼い頃から全国で活躍する選手で、近隣の地域ではシニアの方にも知られる程有名な選手でした。
また、顔もイケメンなので、小学生ながらメーカーのモデルなども務めており話題になる事もしばしばありました。
ここだけの話、歌手のコブクロの「君という名の翼」のミュージックビデオにも出演していてまだ幼い森薗政崇選手を観ることができます。
森薗政崇 プロフィール
戦型 | 左シェーク裏裏ドライブ型 |
年齢 | 26歳 |
生年月日 | 1995年4月5日 |
身長 | 161cm |
体重 | 50kg |
エピソード
幼少期から同世代に敵なし!しゃがみ込みサーブを武器に全国トップへ
森薗政崇選手は自身の父親が運営する美鷹クラブで練習を重ね幼少期から活躍していました。
小学生時代には、カブ(小学3,4年生)の部、ホープス(小学5,6年生)の部を制しています。更に小学生ながらカデット13歳以下の部でも優勝を果たすような卓球エリートでした。
中学は、丹羽孝希選手、水谷隼選手の母校である青森山田中学に進学し更に腕を磨いていきます。
中学生までの卓球スタイルはしゃがみ込みサーブからの3球目攻撃が武器で、全中でも1年生でベスト8、2年生で準優勝、3年生で優勝と順調な卓球人生を歩んでいきました。
高校生になり卓球スタイルを大改造!サーブ主体からラリー重視になり一気に大ブレイク
卓球エリートとして歩んできた森薗政崇選手ですが、高校生になり一つの壁にぶつかります。
森薗政崇選手は身体も小さいためラリーでの勝負よりはしゃがみ込みサーブからの3球目攻撃が武器でしたが高校生になると周囲のレベルが上がりサーブに対応され始めると以前のように勝てなくなっていきました。
1年生の時のインターハイはベスト32と前年の全中チャンピオンとしては不服の結果になってしまいます。
信じられませんが、そこから一気に卓球スタイルを変更していく事となります。以前までのサーブ主体のスタイルから動きの速さを生かしたラリー重視のスタイルに変わっていきました。
いち早くチキータも取り入れた結果、大きくレベルアップし翌年のインターハイは2位、3年生の時には優勝という結果も残す事ができました。
そして、高校生ながら三部航平選手とのペアで出場した全日本選手権のダブルスでは、水谷隼選手、岸川聖也選手ペアを破り優勝を果たします。
世界で活躍するダブルススペシャリストに!シングルスも地力をつけ全日学は驚異の3回制覇!
全日本選手権でダブルスを制した森薗政崇選手は益々力をつけ翌年の全日本選手権のダブルスも優勝し連覇を果たします。
森薗政崇選手はまだ取り入れる選手が少ない中チキータを取り入れていたため対応できない相手をバダバタ倒していくのでした。
世界選手権蘇州大会では大島祐哉選手とのペアで中国の許听選手、張継科選手をあと少しのところまで追い詰めています。
そして、2年後はダブルスの世界ランキング1位にもなり世界選手権デュッセルドルフ大会は銀メダルに輝いています。ダブルスでは世界でも勝てる選手に成長していったのです。
ですが、これだけは忘れないで下さい。森薗政崇選手はダブルスだけではなく、シングルスでも活躍しています。
大学生の全国大会、全日学では驚異の3回優勝を果たしています。信じられませんが、丹羽孝希選手、吉村真晴選手など五輪代表選手も出場する中で3回優勝しています。
他にも、ドイツブンデスリーグで最多勝の獲得や、ユニバーシアード優勝、全日本選手権ベスト4とシングルスも数えきれない程活躍しています。
シングルスでも世界へ!勝負強さが売りでここぞというタイミングで勝ちきり活躍
シングルスの活躍を続けていた森薗政崇選手ですが、張本智和選手を筆頭とした若手の台頭によって陰に隠れてしまう事も出てきました。
しかし、そんな状況の中でもコツコツと努力を重ねた結果、定評のあった勝負強さが更に強くなっていきます。
2019年の世界選手権ブタペスト大会の選考会では、分の悪い吉田雅己選手に勝利し代表権を獲得し、翌年の世界選手権選考会では神巧也選手に0-3から大逆転勝利もしました。
2020年の世界選手権はコロナによって実施されませんでしたが団体戦に強い森薗政崇選手が出場していたら間違いなく活躍していた事でしょう。
また、怪我や故障で中々思うようにプレーできなかった期間を乗り越え、2021年の世界選手権ではシングルス準優勝にも輝いています。
まだまだ伸びしろのある選手なので今後の活躍も見逃せません。
世界ランキング及び成績
世界ランキング
世界ランキング47位(4月26日時点)
成績
2005年 | 全日本選手権 | カブの部優勝 |
2007年 | 全日本選手権 | ホープスの部優勝 カデット13歳以下の部優勝 |
2008年 | 全国中学卓球大会 | シングルスベスト8 |
2009年 | 全国中学卓球大会 | シングルス準優勝 |
2010年 | 全日本選手権 | ジュニアの部ベスト8 |
全国中学卓球大会 | シングルス優勝 | |
2011年 | 全日本選手権 | ジュニアの部ベスト8 |
2012年 | 全日本選手権 | ジュニアの部ベスト8 |
インターハイ | シングルス準優勝 ダブルス優勝 | |
2013年 | 全日本選手権 | ジュニアの部優勝 |
2014年 | 全日本選手権 | ダブルス優勝(三部航平ペア) |
チェコオープン | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
2015年 | 全日本選手権 | ダブルス優勝(三部航平ペア) |
ユニバーシアード | シングルス優勝 ダブルス準優勝(大島祐哉ペア) | |
クロアチアオープン | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
グランドファイナル | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
2016年 | ポーランドオープン | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) |
ドイツオープン | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
グランドファイナル | ダブルス準優勝(大島祐哉ペア) | |
2017年 | インドオープン | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) |
カタールオープン | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
世界選手権デュッセルドルフ大会 | ダブルス準優勝(大島祐哉ペア) | |
ユニバーシアード | シングルス優勝 ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
グランドファイナル | ダブルス優勝(大島祐哉ペア) | |
2018年 | 全日本選手権 | シングルスベスト4 混合ダブルス優勝(伊藤美誠ペア) |
2019年 | 全日本選手権 | 混合ダブルス優勝(伊藤美誠ペア) |
世界選手権代表選考会 | シングルス優勝 | |
2020年 | 全日本選手権 | 混合ダブルス優勝(伊藤美誠ペア) |
世界選手権代表選考会 | シングルス優勝 | |
パラグアイオープン | シングルス優勝 | |
2021年 | 全日本選手権 | シングルス準優勝 |
使用用具
ラケット:キョウヒョウ王
商品情報はありません。
ラバー(表面):テナジー05
ラバー(裏面):ファスタークG1
SNS
森薗政崇 プレーの特徴
森薗政崇選手のプレーの特徴は、俊敏さを生かしたフォアハンドの連続攻撃です。小柄な身体ですが、大柄な相手に対して果敢に攻めていくのが特徴的です。
- 俊敏さは世界No.1級!コート場を駆け回りながらのフォアハンド!
- 代名詞チキータ!スピード、回転、コースは変幻自在
- 実はここが凄い!打点の速いバックハンド!敢えて使うプッシュ攻撃
俊敏さは世界No.1級!コート場を駆け回りながらのフォアハンド!
森薗政崇選手のプレーの特徴と言えば、そうです、コート場を駆け回りながら降り続けるフォアハンドです。
俊敏さは世界No.1級で、小柄ながらも殆どの球に触り攻撃を仕掛けていきます。
守っている時も常に攻撃の機会を狙っていて、特に一度攻撃を始めたら攻撃の手を緩める事が無いので相手選手の多くが怯んでしまいます。
代名詞チキータ!スピード、回転、コースは変幻自在
凄い事に、森薗政崇選手の代名詞チキータは世界の中でも通用する技術力があり多くの選手に警戒されている技術の一つです。
ここだけの話、森薗政崇選手のチキータはただ速いとか、ただ回転量が多いだけではなくコース、更に言うと前後にも使い分けて相手を翻弄しています。
種類が豊富で相手は的を絞る事ができず、ミス若しくは甘い球で返球する事になってしまうのです。チキータは森薗政崇選手にとって欠かせない技術の一つです。
実はここが凄い!打点の速いバックハンド!敢えて使うプッシュ攻撃
森薗政崇選手のプレーで実はここが凄い、というポイントはバックプッシュです。
森薗政崇選手は元々バックハンドを得意とする選手ではありませんが、世界のトップ選手とも戦う為に身につけたのがバックプッシュです。
ワンポイントですが、森薗政崇選手のバックハンドはタイミングが早く基本的なは回転を掛けながら打ちます。
ですが、相手に攻められている時などにバックプッシュを繰り出し一発逆転に繋がるのです。プッシュをする事で相手はミス若しくは若干球の威力が下がるので逆襲を仕掛けていきます。
バックプッシュは昔の技術ですが、使用する選手が少ない今だからこそ有効な技術です。森薗政崇選手が活躍する要因にはこのようにバックハンドの成長があります。
まとめ:森薗政崇
いかがでしたでしょうか。森薗政崇選手について紹介しました。森薗政崇とはこんな人物です。
- ダブルスのスペシャリスト!代名詞チキータで世界選手権銀メダル
- ゾノる!?プレーだけじゃなくメディアや事業でも活躍し卓球界に貢献
- 幼い頃から卓球エリートとして活躍!イケメンな容姿も話題に
また、森薗政崇選手のプレーの特徴はこちらです。
- 俊敏さは世界No.1級!コート場を駆け回りながらのフォアハンド!
- 代名詞チキータ!スピード、回転、コースは変幻自在
- 実はここが凄い!打点の速いバックハンド!敢えて使うプッシュ攻撃
最後に一言だけ付け加えますと、森薗政崇選手は、ドイツでの海外経験も長く陰ながら努力し続けてきた選手です。気迫の籠ったプレーは見応え十分なので今後の活躍にも期待したいですね。