卓球愛好家の中で最早モーレゴード選手(スウェーデン)を知らない人はいないでしょう。まだまだ若い選手ですが一躍時の人となるような活躍をし、今世界で注目を集めている選手の一人です。
このページでは、そんなモーレゴード選手とはどんな人物か他にもプロフィール、世界ランキング、使用用具、特徴等を紹介していきます。
破天荒な卓球プレーヤー！モーレゴードとは
モーレゴード選手と言えば見ているものが予測つかないような破天荒なプレーが特徴的な選手ですが、モーレゴード選手を語るにはそれだけでは足りません。ここからは、モーレゴード選手とはどんな人物かより詳しく紹介していきます。
- 破天荒な卓球プレーヤー！天才として活躍！
- 一躍トップの仲間入り！世界選手権ヒューストン大会ファイナリスト！
- 話題を呼ぶ卓球選手！六角形のラケット、サイバーシェイプを使用
破天荒な卓球プレーヤー！天才として活躍！
そうです、モーレゴード選手と言えば見るものが予測つかない破天荒なプレーをするのが特徴的な選手です。その型にハマらないスタイルスウェーデン特有で、その中でも特にモーレゴード選手のプレーは異彩を放っています。
得意としているのはバックミートで回転を掛けるのが是として考えられている現代では非常に珍しいです。またグリップも独特で日本人なら直されてしまうようなグリップです。正に規格外の選手と言えるでしょう。
破天荒だけではなく、幼い頃から天才として名を知らしめてきた選手でもあります。若干16歳にして世界ジュニア選手権では2位となり同時期に当時世界のTOP10入りしていた張本智和選手を破っています。
張本智和とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
一躍トップの仲間入り！世界選手権ヒューストン大会ファイナリスト！
現在、モーレゴード選手は、一躍時の人として広く名を知らしめました。その名を広める要因となったのが2021年11月に行われた世界選手権ヒューストン大会です。
コロナ禍で中々大会が行われていなかった中で開催された世界選手権ヒューストン大会はどの選手が勝ち上がるか大きく注目が集まっていました。
その中でモーレゴード選手は、ティモボル選手（ドイツ）、アルナ選手（ナイジェリア）、林鐘勲選手（韓国）など競合を連覇し決勝に進出しました。優勝候補の選手が多数敗れる中実力を発揮して勝ち上がり広く名を知らしめたのです。
ティモボル（Timo Boll）とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
話題を呼ぶ卓球選手！六角形のラケット、サイバーシェイプを使用
世界選手権ヒューストン大会でモーレゴード選手は決勝に進出し話題を呼びましたが、実は大会期間中モーレゴード選手は別の件でも話題を呼んでいました。
それが、STIGAから新発売されたラケット、サイバーシェイプを使用していたためです。サイバーシェイプはこれまでのラケットとは異なりブレード部分が六角形の形をしているラケットです。
この奇抜なラケットを使用し、破天荒なプレーをする様を見て何度もヒューストンの会場を沸かせていました。その新しいラケットでいきなり決勝進出してしまうのですからすごいものです。
【卓球用品比較】噂の六角形ラケット！STIGAサイバーシェイプとは？
モーレゴード プロフィール
| 戦型 | 右シェーク裏裏ドライブ型 |
| 年齢 | 19歳 |
| 生年月日 | 2002年2月16日 |
| 身長 | 180cm |
エピソード
- ジュニア大会を制し頭角を表す！ユース五輪団体では張本智和に勝利
- 実力を伸ばし世界で活躍！TT彩たまでプレーし日本でも馴染みある選手に！
- 世界選手権ヒューストン大会準優勝！一躍時の人に！
ジュニア大会を制し頭角を表す！ユース五輪団体では張本智和に勝利
モーレゴード選手は、スウェーデン出身の卓球選手です。2002年生まれで日本の張本智和選手、戸上隼輔選手、宇田幸矢選手らと近い世代の選手です。
実は、ジュニア世代から活躍しており、ヨーロッパユース選手権のU15の部で優勝などの実績を残しています。更には2017年の世界ジュニア選手権では木造勇人選手を破りシングルス準優勝を果たしました。
勢いに乗るモーレゴード選手は翌年の2018年にはユース五輪で張本智和選手に勝利も果たしています。当時の張本智和選手は世界ランキングTOP10入りを果たしていたのでジュニア世代からかなりのポテンシャルを持っていた事が分かります。
戸上隼輔とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
宇田幸矢とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
木造勇人とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】
実力を伸ばし世界で活躍！TT彩たまでプレーし日本でも馴染みある選手に！
着実に成長を続けているモーレゴード選手は、2019年の世界ジュニア選手権でも再びシングルスで準優勝を果たしその実力が本物である事を知らしめます。
そして、日本の卓球ファンならご存知だと思いますが、2019年のシーズンには日本のTリーグにもTT彩たまから参戦しています。TT彩たまとして出場した試合でも4戦中2勝をあげています。
この頃から、日本のレジェンド選手水谷隼選手も一目置いていたようで、海外の若手で注目している選手の一人としてモーレゴード選手を挙げています。
世界選手権ヒューストン大会準優勝！一躍時の人に！
2020年にコロナ禍になり中々大会が行われなかった事でモーレゴード選手の活躍する機会も少なくなっていました。そんな状況下でやっと行われた世界選手権ヒューストン大会でモーレゴード選手はフィーバーしていきます。
世界選手権ヒューストン大会では、元々の独創的な卓球スタイルに磨きがかかり、より点数をとる嗅覚が増していました。体格も良くなり相手に押し負けない卓球で強豪選手を次々に破っています。
また、世界選手権ヒューストン大会では、感情を露わにしながら戦うプレーや、独創的で破天荒なプレー、六角形の異彩を放ったラケットなど会場中の注目を集めながらシングルス決勝進出を果たしています。会場内に関わらずモーレゴード選手のファンになった人も多いでしょう。
世界ランキング及び成績
世界ランキング
世界ランキング31位（1月16日時点）
成績
| 2017年 | 世界ジュニア選手権 | 男子シングルス準優勝 |
| 2019年 | ヨーロッパ選手権 | 男子シングルス優勝 |
| 世界ジュニア選手権 | 男子シングルス準優勝 | |
| 2021年 | スウェーデン卓球選手権 | 男子シングルス優勝 |
| 世界選手権ヒューストン大会 | 男子シングルス準優勝 |
使用用具
【卓球用品比較】噂の六角形ラケット！STIGAサイバーシェイプとは？
驚きの六角形ラケット！スイートスポットが広くなり威力と安定感アップ！
STIGAのサイバーシェイプは、形が六角形のカーボン性ラケットです。六角形になった事でスイートスポットが広がりいわゆる抜け球が出にくい構造となっています。威力ある球を出せるだけではなく安定感も増したラケットとなっています。
| 平均重量 | 85±5g |
|---|---|
| 素材 | 木材5枚＋カーボン2枚（インナー） |
| スピード | 145 |
| コントロール | 45 |
【卓球用品比較】STIGAの代表ラバー！マントラシリーズ一覧！
弾きの強さが特徴的！力強い球にも押されない
STIGAのマントラHは、球持ちの良さがありながら弾くこともできるラバーです。硬度は、52°前後とかなり硬めですが数字程硬い感覚はなく強く弾く事ができます。
| スポンジ硬度 | 52±3 |
|---|---|
| スピード | 156 |
| スピン | 132 |
| コントロール | 77 |
モーレゴード プレーの特徴
モーレゴード選手のプレーの特徴といえば、独創的で破天荒なプレーですが、その中でも特に光ったプレーの特徴を紹介していきます。
- 回転重視の時代に敢えて回転をかけない！スピーディーなバックミート
- 相手のリズムを崩す！型にハマらない独特なサーブ
- 人とは違うグリップだからこそできる！柔軟かつ鋭い台上技術
回転重視の時代に敢えて回転をかけない！スピーディーなバックミート
そうです、モーレゴード選手の特徴として大きい部分でもあるのがバックミートです。現代の卓球界では回転をかけるのが主流ですが、モーレゴード選手はあえてあまり回転をかけずに打球しています。
回転をかけない分、ミート攻撃はミスもしやすいです。その中でミス少なく打球できるのはモーレゴード選手ならではの感覚があるためでしょう。ミート攻撃をする事によってより上から圧のかかる攻撃をする事ができています。
また、バックミートは回転が少ない事もメリットとして働いています。多くのトップ選手は回転量のある球に慣れているため回転量が少ない球に合わせるのが難しくミスを誘う事ができるのです。
相手のリズムを崩す！型にハマらない独特なサーブ
実は、モーレゴード選手のサーブには沢山の工夫が詰め込まれたサーブとなっています。モーレゴード選手のサーブは回転量が非常に多かったり、すごく分かりにくいというサーブではありませんが、リズムを崩す事に長けたサーブです。
モーレゴード選手のサーブでの工夫として大きいのは出す位置を変える事ができる点にあります。通常の選手はフォアハンドで攻めやすくするためバックサイドから出しますが、モーレゴード選手の場合バックでも攻める事ができるためフォアサイドからサーブも出します。
また、右足を前、いわゆる逆足サーブなどを用いて相手のリズムを崩しているのも印象的です。逆足サーブは戻りの早さにも繋がっていてモーレゴード選手の速いプレーを支えていると言っても過言では無いでしょう。
人とは違うグリップだからこそできる！柔軟かつ鋭い台上技術
ここだけの話、モーレゴード選手はレシーブも非常に上手な選手です。そのレシーブ力を支えているのがグリップです。
モーレゴード選手のグリップは日本人なら直されてしまうような癖のあるグリップをしています。ですが、そのグリップが故に多くの人が取りずらい回転のサーブを良いストップでレシーブできたり相手の予想を外すレシーブをする事ができています。
人と違う事を武器にしている事で特に台上技術で先手を取るシーンも多くあります。今後もこの独特なグリップを武器に更に活躍していく事でしょう。
まとめ：モーレゴード
いかがでしたでしょうか。モーレゴード選手について紹介してきました。モーレゴード選手について振り返っていきましょう。モーレゴード選手とはこんな選手です。
- 破天荒な卓球プレーヤー！天才として活躍！
- 一躍トップの仲間入り！世界選手権ヒューストン大会ファイナリスト！
- 話題を呼ぶ卓球選手！六角形のラケット、サイバーシェイプを使用
また、モーレゴード選手のプレーの特徴はこちらです。
- 回転重視の時代に敢えて回転をかけない！スピーディーなバックミート
- 相手のリズムを崩す！型にハマらない独特なサーブ
- 人とは違うグリップだからこそできる！柔軟かつ鋭い台上技術
最後に一言だけ付け加えると、モーレゴード選手は世界選手権でシングル準優勝を果たしましたがまだ10代の若手選手です。今後更に成長していくことが見込まれる選手なので注目しておきましょう。
