【これだけ読めば分かる】卓球レッスンコーチが教えるドライブとは

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ドライブとは

卓球を始めて少し経つと卓球には様々な技術がある事が分かるのではないでしょうか。その中でもドライブという言葉はよく耳にすると思います。

特にテレビで卓球を見ると実況の人がドライブだったりスマッシュだったりと発していますが正直初心者の方が即座に区別するのは難しいと思います。

今回は、そんな技術の一つであるドライブを卓球レッスンコーチである私が紹介していきたいと思います。この記事だけ見ればドライブとは何か分かるようになっていますので是非ご覧ください。

卓球のドライブとは

早速ですが、ドライブについて説明していきます。ドライブとは回転をかけながら強く打つ技術の事です。

強く打つ技術はドライブの他にスマッシュもありますが、スマッシュは回転をかけずに打つ技術です。同じ強く打つ技術でもドライブは少し安定した強打、スマッシュはミスするリスクは高くなるが決まり易い強打です。

自身の胸より低い球はドライブ、高い球はスマッシュと使い分けられる事が一般的です。そのため、本当にざっくりですが、男子選手の殆どはドライブで女子選手の中でも小柄な選手がスマッシュを打つ事が多いです。

ドライブの種類

ここからはドライブの種類について説明していきます。ドライブといっても沢山の種類があります。〇〇ドライブと名称される技術をまとめていきますので是非ご覧ください。〇〇ドライブと名が付くのは下記の6種類です。

  • フォアドライブ
  • バックドライブ
  • ループドライブ
  • スピードドライブ
  • カーブドライブ
  • シュートドライブ

初心者向け:フォアドライブ

まずはフォアドライブです。フォアドライブは初心者の段階から練習の中に組まれる技術の一つでフォアドライブがミス無くある程度できるようになったら初心者脱却という風に私は捉えています。

しかし、初心者向け技術としてフォアドライブを紹介しましたがフォアドライブの奥は深く、スピード、回転量、コースなど向上できる要素が無数にあるので本当の意味で使いこなすにはとても高いレベルが必要となります。

ただ、初心者の方から世界トップレベルの選手まで卓球選手なら殆どの方が使う技術なのでチャレンジして少しずつレベルアップしていきましょう。

中級者向け:バックドライブ

バックドライブはフォアドライブと比較しても難しい技術で沢山使用されるようになったのはここ10年程です。20年前はバックドライブを打てる選手はトップ選手の中でも限られ程の技術でした。

卓球の技術の中でもバックドライブは特に難しくチャレンジして練習するも中々使いこなす事ができない方が多いです。ただ、最近では技術が発展し参考となる動画なども多いので練習して上手く取り入れていきましょう。

安定感のある攻撃にはループドライブ

分かりやすいドライブで言うとループドライブが挙げられます。ループドライブの特徴は高い弧線を描き比較的ネット際の浅い所にバウンドするのが特徴です。

卓球台から距離をとってプレーする時や下回転に対してドライブする時によく使われます。安定感を出すにはとても良い技術で中級者や上級者な試合で多用され易いです。

バックハンド、フォアハンド関係無くできる技術で他のドライブに比べると難易度も低いので最初ドライブの練習する時はループドライブから取り入れていくと上達しやすいと思います。

高い攻撃力を出すならスピードドライブ

スピードドライブはドライブですがスマッシュと中間に当たるような技術です。スマッシュのように直線的な軌道にドライブの回転が足されたようないいとこ取りの技術です。

テレビでの卓球の試合で昔はドライブと言うと下から上にスイングをして球も弧線を描くのが特徴でした。しかし、近年でよく使われるドライブはこのスピードドライブです。正直、スマッシュと見分けがつきにくいものもある程直線的で速い球を打つようになっています。

技術レベル的には高いのでループドライブがある程度使いこなせるようになったらチャレンジしていきましょう。ミスが出やすい技術なので相手の球をしっかり見極める選球眼も大事になります。

応用技術その1:カーブドライブ

カーブドライブはドライブの中でも応用技術です。フォアハンドの時に打つ事ができる技術でボールの外側を捉える事でボールが曲がっていくのが特徴です。非常に難しい技術でいわゆる癖球です。

カーブドライブはスピードが若干出にくいので使うのは頭脳派な選手やベテラン選手などが使う事が多いです。ただ、基本を学んだ上で使用しないと打ち方にクセがついてスピードのある球が打てなくなる可能性があるので練習に取り入れる際は注意しましょう。

応用技術その2:シュートドライブ

シュートドライブもカーブドライブと同様に応用技術の一つでカーブとは逆でボールの内側を捉え打球します。カーブとは逆に曲がっていき面を開いた形でボールに当たるのでスピードも出るのが特徴です。

シュートの方がカーブに比べて難しいですが曲がりに加えてスピードも出るのでトップ選手が使う事が多い技術です。練習ではできても試合等で使うには相当難しいです。しかし、得点力は高いのでトップ選手を参考にしながらチャレンジしてみましょう。

ドライブはどの段階で覚えていくべきか

ここらかは実践向きにどの段階で練習を組み込んでいけばよいか紹介していきます。ポイントはこちらです。基本的にはフォアドライブの練習から始めてある程度打てるようになったらバックドライブの練習に移りましょう。

  • 基本ラリーができるようになったらドライブの練習を始めよう
  • ミスをしないで打てるようになったら動きを加えよう
  • 動いて打てるようになったら下回転を打つ練習を始めよう
  • 動きと回転に対応できるようになったら個性を伸ばしていこう

基本ラリーができたらドライブの練習を始めよう

早速フォアドライブの練習はどの段階で始めるるかという事ですがレッスンコーチの私はラリーが続くようになったら少しずつ練習に取り入れるべきだと思います。

ラリーの目安は30球ぐらい余裕を持って続けられると良いでしょう。初めのドライブの練習は続けようとするより球出しで一球一球フォームに気をつけながら打球していきましょう。

慣れてけるに従って連続で打てるようにしていきましょう。連続でドライブする時の最初はミスをしない程度の威力で安定的に打てるよう意識が大事です。最初はフォームを崩さずに打ち続ける事が最大のポイントになります。

ミスをしないで打てるようになったら動きを加えよう

段々とミスなく連続で打てるようになったら動きを加えた練習も混ぜていきましょう。ドライブのミスなくの目安としては平均5球以上続けば良いと思います。

動きは最初フォアサイドとミドル(真ん中)を交互に動きながら打つ練習などが良いでしょう。慣れてきたら動く距離を大きくしたりランダム性を加えていきましょう。

動きながら打つと体制が崩れやすくなるため思ったフォームで打つ事ができなかったりミスが出やすくなります。最初は全ての球を強くではなく絞ってでも良いと思います。その動きながらの状況の中でもフォームを崩さずミスをしないよう意識して練習していきましょう。

動いて打てるようになったら下回転を打つ練習を始めよう

動きがある状態でもドライブが打てるようになったら下回転を打つ練習も取り入れていきましょう。上回転に対してのドライブより若干下半身を沈ませスイングの方向も上にする事で打つ事ができます。

下回転はドライブの基礎がしっかりできていればそこまで苦労する事なく打つ事ができますが基礎が疎かになっていると相当苦労する事になる技術です。人によっては10年以上卓球をやっていても打てない場合がある程です。

もし下回転打ちの練習を始めてから中々上手くいかないようなら一度基礎のドライブフォームに立ち戻り確認してみると良いでしょう。難しい技術なので焦って入れる事ばかりにならないよう気をつけましょう。

動きと回転に対応できるようになったら個性を伸ばしていこう

動きながら打つ事と下回転など様々な回転に対応できるようになったら個性を伸ばしていきましょう。ドライブは基本の形がありますがその後のスタイルは人によって様々です。

伸ばせる個性の種類は、回転量・スピード・コースといったように基本の要素は勿論、カーブやシュートを加えたり逆をつくドライブや緩急を混ぜるなど組み合わせて使えば無限大です。

あくまで基本が身についてからですが、基本が身についた後はあなたの個性に合わせて伸ばしていく事が重要になります。柔軟な思考で周囲の人と差をつけていきましょう。

まとめ:ドライブとは

いかがでしたでしょうか。「ドライブとは何か」に加えて様々なドライブの種類やドライブの練習法などについて記載してきました。ここで最後におさらいしておきましょう。

ドライブとは回転を掛けながら強く打つ技術の事で、スマッシュとの違いは回転を掛けるか掛けないかです。また、〇〇ドライブと名がつく種類のドライブは下記の通りです。

  • フォアドライブ
  • バックドライブ
  • ループドライブ
  • スピードドライブ
  • カーブドライブ
  • シュートドライブ

ドライブは上記のように種類が豊富でとても奥が深い技術です。そのため、初心者からトップ選手まで卓球選手の殆どが練習する技術になります。それぐらい上達に欠かせない技術になるので是非練習でチャレンジして身につけていきましょう。

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