この記事をご覧になるあなたは、林高遠選手の活躍が目立ってきており、林高遠選手とはどんな選手かより詳しく知りたいと思っているでしょう。
この記事では、下記の内容を紹介しています。
- 林高遠(リンガオユエン)とは – メンタルに成長を見せる
- 林高遠モデルのラケット – 林高遠ALC
- 林高遠(リンガオユエン) プロフィール – 身長、年齢
- 林高遠プレーの特徴 – サーブからのカウンターが武器
そしてこの記事の結論はこちらです。
- 林高遠選手は、中国代表メンバーの一人でサウスポーのカウンターを得意とした選手
この記事を見てラザンターC53を使用すると、ラリー中のドライブのスピードが速く、球が深くなり質の高い打球ができるでしょう。
中国の次世代を担う選手の一人、林高遠選手は、中国の中では珍しくサウスポーながらバックハンド重視の最先端卓球を武器としています。
世代交代したら世界でも更に活躍していく選手になるでしょう。
そんな林高遠選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。
Contents
林高遠(リンガオユエン)とは – メンタル面に課題も
林高遠選手は、中国代表メンバーの一人でサウスポーのカウンターを得意とした選手です。英語だとLin Gaoyuan、和名だとリンコウエンと読みます。
- 次代を担う期待の選手!メンタルが整えば中国TOP3にも勝利する実力を持つ
- 最先端の卓球スタイル!中国には珍しいバックハンド重視のカウンタースタイル
- 実は、細身の卓球選手!彼女は?端正な顔立ちから女性人気も
次代を担う期待の選手!メンタルが整えば中国TOP3にも勝利する実力を持つ
林高遠選手は、中国の次代を担う卓球選手で、爆発した時には、馬龍選手、樊振東選手、許听選手らとも遜色の無いほどの実力を持つ卓球選手です。
メンタル面からか波が少しあり海外選手に敗北してしまう事もありますが近年では、安定して勝ち星を上げています。
世界選手権の個人戦にも3大会連続で出場しており年齢も現在(2022年7月8日時点)も27歳と一番実力が発揮できる年齢でもあるので今後活躍が大いに期待できる選手です。
最先端の卓球スタイル!中国には珍しいバックハンド重視のカウンタースタイル
卓球のプレーについては後ほど詳しく解説しますが簡単に説明するとバックハンドのカウンターを駆使した最先端の卓球スタイルです。
中国選手は基本的にフォアハンドを軸にして戦う選手が多いです。特に中国の場合、左利きの選手はダブルスで勝てるように育てるため殆どの左利き選手はフォアハンド重視のスタイルでした。
ですが、林高遠選手の場合バックハンドに特化したスタイルでこれまでの左利きの選手と比べるとダブルスを得意としたプレーヤーというようにも見えません。正に林高遠選手は中国の新しさが生んだ期待の卓球プレーヤーと言えます。
実は、細身の卓球選手!彼女は?端正な顔立ちから女性人気も
実は、林高遠選手は中国選手の中だと比較的細身で線が細い身体付きをしています。彼女の存在は定かではありませんが女性ファンも多くいる選手の一人です。
中国選手の多くはフィジカルでゴリ押しするスタイルが多いので林高遠選手のような細身の選手は珍しいです。細身である事から林高遠選手の卓球スタイルも相手の球を利用するカウンターを駆使したスマートな卓球になっています。
顔も端正な顔立ちと闘志を全面に剥き出す姿から女性人気も多い選手です。今後も更に人気が増えていく選手になるでしょう。
林高遠モデルのラケット – 林高遠ALC
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林高遠(リンガオユエン) プロフィール – 身長、年齢
プロフィール
戦型 | 左シェーク裏裏ドライブ型 |
年齢 | 27歳 |
身長 | 175cm |
生年月日 | 1995年3月19日 |
エピソード
- ジュニア時代から注目され活躍するも世界ジュニア選手権は3大会連続銀メダル
- 奮起し中国代表として成り上がる!しかし、2大会連続で大逆転負けで大きな挫折を味わう
- 目立ったタイトルは無いものの着実に力をつけ虎視眈々と頂点を狙う
ジュニア時代から注目され活躍するも世界ジュニア選手権は3大会連続銀メダル
林高遠選手は中国の広東省深圳市出身で卓球場を経営していた父の元卓球を始めました。
14歳には中国ナショナルチームの2軍入りを果たし世界ジュニア選手権にも出場し丹羽孝希選手を倒し3位入賞を果たしています。
若くして活躍し期待されていましたが、その後の世界ジュニア選手権は3大会連続の銀メダルに終わりタイトルを取る事はできませんでした。
その時の決勝の相手は、宋鴻遠選手(中国)、丹羽孝希選手(日本)、樊振東選手(中国)と宋選手以外の二人は現在でも世界のトップで活躍しています。特に丹羽孝希選手とは年齢も同年代で長く戦っていくライバルになります。
世界ジュニア選手権でタイトルを取れなかった林高遠選手はジュニア後も中々思うように成長できずシニアの大会に中国代表として出場するまでに長くもがいていました。
奮起し中国代表として成り上がる!しかし、2大会連続で大逆転負けで大きな挫折を味わう
長くもがいていた林高遠に転機が訪れたのは2017年です。世界選手権デュッセルドルフ大会の選考会で樊振東選手、許听選手を破り実績が評価され代表に選出されました。
ひたすら、ひたすらに積み重ねてきたものが形になり獲得する事ができた世界選手権の代表権ですが本戦では林高遠選手にとって苦い形で終えることになってしまいます。
本戦は順当に勝ち上がりベスト8決定で許听選手(中国)と対戦しました。許听選手は中国トップ3の実力を持ちますが国内選考会では2勝しており相性は悪くない相手です。しかし、試合では3-3の10-5リードから逆転を許し敗戦してしまいます。
苦い敗戦で辛い経験をする事になった林高遠選手ですが、その後に行われたアジアカップでは悔しさをバネに樊振東選手(中国)に勝利し優勝しました。力が評価されその後各国2名のみワールドカップ個人戦の代表権を得ます。
しかし、ここでもまた林高遠選手に悲劇が訪れます。準々決勝でティモボル選手(ドイツ)と対戦し3-3の10-4から逆転を許しまたもや大逆転負けしてしまいます。
このように世界のシニアで戦い始めた林高遠選手はあと一歩で勝てないという挫折を味わう事の連続だったのです。
目立ったタイトルは無いものの着実に力をつけ虎視眈々と頂点を狙う
挫折を味わった林高遠選手ですが、近年では、中国の代表選手としての地位も確立しつつあり2019年の世界選手権ブタペスト大会の代表メンバーにも選ばれました。
また、世界選手権後のツアーでは競合を倒して優勝も果たしており、2019年には世界ランキング最高位の2位にもなっています。段々と海外選手には以前よりも負けなくなり安定して来ています。
元々、林高遠選手があと一歩で勝ち星を逃してきたのも本人の努力が空回りしてしまった部分もあったそうです。非常に努力家な選手なので今後の活躍を期待したいところです。
世界ランキング・成績
世界ランキング
世界ランキング5位(4月16日時点)
成績
2009年 | 世界ジュニア選手権 | シングルス3位 ダブルス準優勝(閻安ペア) |
2010年 | 世界ジュニア選手権 | シングルス準優勝 ダブルス3位(周雨ペア) |
2011年 | 世界ジュニア選手権 | シングルス準優勝 ダブルス3位(呉家驥ペア) |
2012年 | 世界ジュニア選手権 | シングルス準優勝 ダブルス優勝(徐晨皓ペア) |
2017年 | 世界選手権デュッセルドルフ大会 | シングルスベスト16 |
オーストラリアオープン | シングルス優勝 | |
アジアカップ | シングルス優勝 | |
ワールドカップ | シングルスベスト8 | |
2018年 | アジア競技大会 | シングルス準優勝 |
アジアカップ | シングルス準優勝 | |
2019年 | 世界選手権ブタペスト大会 | ダブルス3位(梁靖崑ペア) |
香港オープン | シングルス優勝 ダブルス優勝 | |
ハンガリーオープン | シングルス優勝 |
使用用具
林高遠プレーの特徴 – サーブからのカウンターが武器
林高遠選手は、中国選手の中では珍しく自身から積極的に攻めるというよりは相手の球を利用してカウンター卓球が特徴です。その中でも特に光ったプレーを紹介していきます。下記で林高遠選手の試合動画を紹介していますのでそちらもチェックしてみてください。
- 対右利き選手のフォアサイドを打ち抜くバックカウンター
- 返球してもコースが限定される!?相手を追い詰めるカーブドライブ
- 凄まじい回転量!試合の流れを変えるYGサーブ
対右利き選手のフォアサイドを打ち抜くバックカウンター
そうです、林高遠選手のプレーの最大の特徴はバックハンドカウンターです。
対戦相手がフォアハンドでフルスイングしたとしてもお構い無しかというように林高遠選手は何本もバックカウンターを続けていきます。ラリーが続くにつれ相手の球を利用しながら打つカウンターは鋭くなっていき最後には打ち抜いていきます。
通常相手のフォアサイドに球を返球するのは攻められるリスクがあり怖いものなのですが、林高遠選手は左利きでバックハンドカウンターが得意なので自信を持って先にとにかくフォアサイドに送っています。
従来の卓球はバックハンド攻めが基本でしたが、特にこれからの左利き選手はフォア攻めするのが主流になっていくかもしれないです。
返球してもコースが限定される!?相手を追い詰めるカーブドライブ
林高遠選手のバックハンドカウンターを支えているのがフォアのカーブドライブです。
基本的に林高遠選手はフォアハンドでドライブを打つ時に直線的な球を打つ事はなく殆どがカーブで外側に曲がる球でドライブを打っていきます。
このカーブドライブがある事で右利きの相手選手をバック側に寄せて、甘くなった所をバックサイドに打っていきます。
相手としては、林高遠選手のフォア、バックどちらに返しても外側に揺さぶられてしまうので返球に困ってしまうのです。
中国卓球はパワーの印象が強いですが、その中で林高遠選手はコースを意識した攻撃が非常に上手く一つ一つの技術が相手を振り回すための布石になっています。サウスポーの選手はとても参考になる戦い方だと思います。
凄まじい回転量!試合の流れを変えるYGサーブ
林高遠選手が試合の流れを変えたい時に出すのがYGサーブです。
中国選手のYGサーブは他国と比べると独特ですが、その中でも林高遠選手のYGはまた一段と独特で相手も取りにくそうにする印象が強いです。
基本的に対右利きの選手と試合する時には使用しませんが、どちらかと言うとコースの揺さぶりが効かず苦手としている左利き選手に対してよく使います。
このYGサーブは回転量が多く、更にはどのコースどの長さでも出す事ができるので相手は的を絞る事ができません。左利きの選手で中国式のYGサーブを出す選手は少ないので出した時にはかなり効いている印象です。
まとめ:林高遠(リンガオユエン)
いかがでしたでしょうか。林高遠選手について紹介していきました。林高遠とはこんな人物です。
- 次代を担う期待の選手!爆発すれば中国TOP3にも勝利する実力を持つ
- 最先端の卓球スタイル!中国には珍しいバックハンド重視のカウンタースタイル
- 実は、細身の卓球選手!端正な顔立ちから女性人気も
また、林高遠選手のプレーの特徴はこちらになります。
- 対右利き選手のフォアサイドを打ち抜くバックカウンター
- 返球してもコースが限定される!?相手を追い詰めるカーブドライブ
- 凄まじい回転量!試合の流れを変えるYGサーブ
最後に一言だけ付け加えますと、林高遠選手は今まであと一歩でタイトルを逃し銀メダルに泣く事が多かった選手です。しかし、近年ではより闘志を剥き出しに取りこぼしも少なく安定するようになってきました。
世代交代したら林高遠選手は必ず活躍してくる選手なので今後の活躍に期待しましょう。