荘智淵(チュワン・チー・ユエン)とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】

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参照:https://www.ittf.com/

荘智淵(チュワン・チー・ユエン)選手は、若い頃から台湾を率いてきた選手で40代になりながら未だ現役で活躍している選手です。琉球アスティーダの一員としてTリーグに参戦していた事もあり日本にとっても馴染み深い選手です。

そんな荘智淵選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。

荘智淵とは

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荘智淵とは、台湾の代表選手で東京五輪の代表権も得ています。日本でも琉球アスティーダでプレーしており馴染み深い選手です。和名だと「チュワン・チー・ユエン」、英語だと「Chuang Chih Yuan」と表記されます。

  • 40代にして現役!琉球アスティーダファイナル進出に貢献
  • すごい、ダブルス世界チャンピオン!台湾にメダルをもたらした立役者!
  • 東京五輪台湾代表選手!5大会目の五輪で活躍を目指す!

40代にして現役!琉球アスティーダファイナル進出に貢献

そうです、荘智淵選手は、40歳を迎えましたが、未だ現役の選手で日本のTリーグでもプレーしている選手です

その高い実力から琉球アスティーダのエースとして活躍し、2ndシーズンでは琉球アスティーダファイナル進出の立役者となりました。

また、プレーだけではなく、普段はムードメーカーとしてもチームを盛り上げる存在でチームメイトからは厚く信頼を得ています。

3rdシーズンはコロナにより、琉球アスティーダでプレーする事は叶いませんでしたが来シーズンからはまたTリーグでの活躍も期待できると思いますので注目です。

すごい、ダブルス世界チャンピオン!台湾にメダルをもたらした立役者!

荘智淵選手は台湾を世界のトップに押し上げた立役者でもあります。特にすごいのは2013年に行われた世界選手権パリ大会で陳建安選手とのペアで出場したダブルスで優勝している事です

世界選手権パリ大会では、中国ペアを二組破っての優勝です。世界のトップから遠のきつつあった台湾にメダルをもたらしました。

また、翌年に行われた世界選手権東京大会でも強国の韓国から2点取りし勝利した事で世界選手権団体で初めての銅メダル獲得に貢献しています。

東京五輪台湾代表選手!5大会目の五輪で活躍を目指す!

荘智淵選手は、東京五輪の代表権も獲得している選手です。一時期は、ナショナルチームから離脱し国際大会から離れる噂も流れましたが東京五輪の代表に内定しているため台湾を表彰台に上げるため奮闘する事でしょう

すごいのが、荘智淵選手は、2004年のアテネ五輪から五輪の出場を果たしているので東京五輪で出場すればなんと5大会の出場となります。

更に2012年のロンドン五輪では、ベスト4にも進出しているので、東京五輪でも活躍する可能性が高く期待が集まります。

荘 智淵 プロフィール

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プロフィール

戦型右シェーク裏裏ドライブ型
年齢40歳
生年月日1981年4月2日
身長169cm

エピソード

  • 中国の脅威として世界に名を轟かすも、ピークが早くやや低迷気味に!
  • バックハンドのレベルが上がり一気に復活!ロンドン五輪は自己最高のベスト4
  • すごい、世界選手権ダブルス優勝と団体3位で台湾にメダルをもたらす
  • びっくり、40代にして未だ現役!東京五輪代表に内定し表彰台を狙う

中国の脅威として世界に名を轟かすも、ピークが早くやや低迷気味に!

荘智淵選手は、台湾出身の卓球選手で10代の頃から台湾代表として世界選手権に出場し活躍しています。世界選手権には初出場から連続しており、その出場回数は現在までで20回にも及びます

早熟の選手で、2003年辺りが実力のピークであったがその後は調子を落とし続け、最高3位にまで上がった世界ランキングも一度は20位まで落とした。

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早く頭角を表した事で、プレーも研究され20代の選手として脂がのる時期には中々成績を残す事ができませんでした。それでも、20位以内をキープしていたその実力はとても恐ろしい事です。

バックハンドのレベルが上がり一気に復活!ロンドン五輪は自己最高のベスト4

卓球選手としては引退も考える30代を迎えた時に荘智淵選手は大きく大ブレイクする事になります。

ロンドン五輪では、メダルこそ取れなかったものの、自己最高となるベスト4に進出します。

当時は、バックハンドが世界的に進化していた頃で攻撃的なバックハンドとチキータなど当時の最先端技術を取り入れた事で荘智淵選手は見事に復活劇を遂げたのでした

すごい、世界選手権ダブルス優勝と団体3位で台湾にメダルをもたらす

華麗な復活劇を遂げた荘智淵選手の勢いは止まる事なくロンドン五輪後の世界選手権でもまた世界中を驚かせます。すごい事に世界選手権パリ大会では陳建安選手とのダブルスペアで見事優勝を果たしました

当時、同士討ち以外で殆ど敗戦する事の無かった中国選手のペアを2組破っての優勝でどれ程の偉業だったかわかります。

また、更に翌年の世界選手権東京大会ではエースとして活躍し台湾としては初の団体銅メダル獲得に貢献しました。団体では強国の韓国を破っており台湾では正に英雄のような活躍を果たしました。

びっくり、40代にして未だ現役!東京五輪代表に内定し表彰台を狙う

びっくりするのが、40代を迎えた今でも荘智淵選手は現役でプレーし続けている事です。加えてまだまだ実力を伸ばしている選手で東京五輪の代表権も獲得しました

また、モチベーションも非常に高く、2018年に開幕したTリーグでは、琉球アスティーダに所属し2ndシーズンでは、チームのファイナル進出に貢献しています。

更に、国際大会では日本のエース張本智和選手を2度も破っているため、世界中で警戒される選手となります。再び五輪の表彰台に上がる事も夢ではない選手なので今後の活躍に注目しましょう。

世界ランキング及び成績

世界ランキング

世界ランキング26位(6月6日時点)

成績

2002年グランドファイナルシングルス優勝
アジア競技大会シングルス準優勝
2003年ブラジルオープンシングルス優勝
2004年アテネオリンピックシングルスベスト8
2012年ロンドンオリンピックシングルスベスト4
2013年世界選手権パリ大会ダブルス優勝(陳建安ペア)
2014年世界選手権東京大会団体3位

使用用具

ラケット:張継科 SUPER ZLC

ラバー(表面):ディグ二クス05

ラバー(裏面):テナジー05ハード

荘 智淵 プレーの特徴

参照:https://www.ittf.com/

荘智淵選手のプレーは、キレの良い両ハンドが特徴的です。その他にも長く活躍しているだけあってベテランらしい素晴らしい技術が沢山あります。ここからは、荘智淵選手のプレーの中でも特に光った特徴を紹介していきます。

  • 小柄ながら大きく振りかぶったフォアドライブ!
  • ベテラン選手とは思えない!キレの良いバックハンド攻撃!
  • ベテランの技が光る!多彩で相手に合わせるサーブとレシーブ

小柄ながら大きく振りかぶったフォアドライブ!

実は、荘智淵選手は169cmと小柄ですが、大きく振りかぶったフォアドライブはとても威力があり、選手からは脅威とされています

更に打ち合いにも非常に強く、中国人選手相手であっても引く事なく果敢に打ち合います。その荘智淵選手のフォアドライブを支えているのがフットワークです。

荘智淵選手のフットワークは豊富な練習量からスピードが速くそして、ベテランならではの効率の良さもあります。このフットワークが良い為しっかりとパワーのある球を打つ事ができるのです。

ベテラン選手とは思えない!キレの良いバックハンド攻撃!

ここだけの話、荘智淵選手は、20代の頃に大ブレイクしてから成績を落としてしまう時期が長かったですが、また再起を果たしました。その再起の最大の要因はキレの良いバックハンドです

元々、フォアハンドには定評があったのですが、そこにキレの良いバックハンドが加わった事で攻撃に幅が出てより活躍ができるようになりました。

荘智淵選手のバックハンドは自分から強く打つというよりは相手のボールの威力を利用して打つカウンタースタイルで歳をとった現在でもそのキレは健在で、近年も国際大会で世界のトップとして活躍する張本智和選手を2度破っています。

ベテランの技が光る!多彩で相手に合わせるサーブとレシーブ

荘智淵選手が世界のトップ選手達と渡り合える要因としてサーブとレシーブの多彩さがあります

一言付け加えると、荘智淵選手はトップ選手達よりも目立って長けている部分はありません。その代わりに苦手とする技術も少なくその上幅が広いです。

サーブやレシーブでは、常に相手に有効なものを試合の中で探し出す事ができるのでどの選手と試合しても戦い抜く事ができます。

荘智淵選手のサーブやレシーブは正に卓球のお手本と言えるような技術なので是非参考にしてみましょう。

まとめ:荘智淵

いかがでしたでしょうか。荘智淵選手について紹介してきました。荘智淵とはこんな人物です。

  • 40代にして現役!琉球アスティーダファイナル進出に貢献
  • すごい、ダブルス世界チャンピオン!台湾にメダルをもたらした立役者!
  • 東京五輪台湾代表選手!5大会目の五輪で活躍を目指す!

また、荘智淵選手のプレーの特徴はこちらです。

  • 小柄ながら大きく振りかぶったフォアドライブ!
  • ベテラン選手とは思えない!キレの良いバックハンド攻撃!
  • ベテランの技が光る!多彩で相手に合わせるサーブとレシーブ

最後に一言だけ付け加えると、荘智淵選手は、一時は台湾のナショナルチームから外れるというニュースもあり引退も考えられましたが、東京五輪の代表権も得ておりまだまだ活躍が期待されます。今後の動向にも注目しておきましょう。

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