ウーゴ・カルデラノ選手は、ブラジル代表選手の一人で期待の新星として注目が集まっています。身体能力がとても高く型にハマらない卓球スタイルが持ち味で世界トップ10入りを果たしました。
そんなウーゴ・カルデラノ選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。
Contents
ウーゴ・カルデラノ(Hugo Calderano)とは
ウーゴ・カルデラノとは、ブラジルの卓球選手で身体能力の高さと型にハマらない卓球スタイルが持ち味で、卓球歴が浅いながら世界で活躍しています。フルネームは、「ウーゴ・マリーニョ・ボルジェス・カルデラノ」、英語だと「Hugo Marinho Borges Calderano」と表記されます。
- 信じられない、卓球を本格的に始めたのは14歳!僅か6年で五輪出場
- びっくり、まるでテニス打ち!?型にハマらない卓球スタイルが持ち味
- 身体能力は世界でも随一!SNSで見せる脅威のフィジカル
信じられない、卓球を本格的に始めたのは14歳!僅か6年で五輪出場
信じられない功績を残してきている選手、それがウーゴ・カルデラノ選手です。ウーゴ・カルデラノの選手は8歳から卓球を始めましたが、その頃は陸上やバレーボールも一緒にやっており、本格的に卓球をするようになったのは14歳からです。
すごいのが、本格的な卓球を始めてから僅か4年で国際大会のU21の部で優勝など活躍し、5年経つ頃には世界選手権への出場も果たしています。
現在の世界のトップ選手の中では圧倒的に本格的に卓球をスタートした時期が遅い選手で、ポテンシャルの底が知れません。また、6年経つ頃にはリオ五輪に出場し、また出場するだけではなくシングルスではメダル獲得した水谷隼選手をあと一歩まで追い詰めています。
びっくり、まるでテニス打ち!?型にハマらない卓球スタイルが持ち味
ウーゴ・カルデラノの選手のプレーを見ているとびっくりするようなプレーの連続なので観るものを惹きつけます。また、対戦相手からしても予想外のプレーなので近年の活躍の要因の一つとなっている事も確かです。
特に下がった時のラケットを両手で持ちテニスのような形でスイングするスタイルは長い卓球の歴史の中でも観たことが無くウーゴ・カルデラノ選手特有の打ち方です。
ただ、この両手でラケットを持つ打ち方は普段の練習から取り入れているという事なので打法としても有効なものなのかもしれません。ウーゴ・カルデラノ選手の技術はこういった遊びから生まれたような技が沢山詰まっているのが特徴です。
身体能力は世界でも随一!SNSで見せる脅威のフィジカル
ここだけの話、ウーゴ・カルデラノ選手の身体能力は世界中でも随一であり卓球界では異彩を放っています。恐らくどのスポーツをやっていても成功できる身体能力を持った選手でしょう。
SNSでは度々、私生活でのトレーニングや卓球以外のスポーツをして楽しむ姿も載せられており、特にスポーツではどのスポーツをやるにしても高いレベルを見せています。
卓球も身体能力が大きく影響する事は間違い無いので、今後ウーゴ・カルデラノ選手がこの身体能力どのように生かしたプレーにするかも楽しみです。
ウーゴ・カルデラノ(Hugo Calderano) プロフィール
戦型 | 右シェーク裏裏ドライブ型 |
年齢 | 24歳 |
生年月日 | 1996年6月22日 |
身長 | 182cm |
エピソード
- ブラジルの新星として活躍!ユース五輪では活躍し3位入賞
- すごい!ジュニアだけではなくシニアでも活躍!五輪では水谷隼選手を苦しめる
- 2018年に大ブレイク!強敵を破り続け世界TOP10入りを果たす!
ブラジルの新星として活躍!ユース五輪では活躍し3位入賞
ウーゴ・カルデラノ選手はブラジルのリオデジャネイロ出身で8歳から卓球を初めています。てすが、当時は陸上やバレーボールも同時にやっており、卓球を本格的に始めるようになったのは14歳になってからです。
初めてウーゴ・カルデラノ選手の名前が世界中に轟いたのは本格的に卓球を始めてから4年後の2014年の頃です。ジャパンオープンのU21で優勝しました。卓球歴が短いながら級に出てきた選手に世界が注目しました。
その後、ユース五輪に選ばれ何と世界の若者達を相手に戦い3位入賞を果たします。ブラジルは長い期間表彰台に上がる事が殆どない中での活躍だったので国中の期待を背負って行く事になります。
すごい!ジュニアだけではなくシニアでも活躍!五輪では水谷隼選手を苦しめる
ポテンシャルの高さを買われたウーゴ・カルデラノ選手は国外にも活躍の場を増やしドイツのブンデスリーグに参戦し腕を磨きます。
ジュニアで活躍したダイヤモンドの原石のようなウーゴ・カルデラノ選手はすぐにシニアでも活躍するようになります。2015年に行われた世界選手権蘇州大会では2回戦で敗戦するも当時の日本のエース水谷隼選手から先に2ゲームを奪う活躍をしました。
更に力をつけて迎えたリオ五輪では、地元の声援を受けながら香港の強豪選手、唐鵬選手を破っています。その後の水谷隼選手との試合でもあと一歩のところまで追い詰めています。
2018年に大ブレイク!強敵を破り続け世界TOP10入りを果たす!
国際大会に出場し続けたウーゴ・カルデラノ選手は、2018年になると大ブレイクの年を迎えます。カタールオープンでは、ティモボル選手(ドイツ)、張本智和選手、林高遠選手(中国)ら名だたる強豪を連覇し決勝へ進出します。
更に勢い止まらず、その年のグランドファイナルでは高い実力を持つ樊振東選手(中国)を破りベスト4に進出など原石だった素材が一気に輝き始め世界でも要注意の選手となりました。
世界のTOP10にも入りブラジル期待のエースに成り上がりました。年齢も20代前半とまだ若いので今後の活躍に期待が集まります。
世界ランキング及び成績
世界ランキング
世界ランキング7位(6月8日時点)
成績
2015年 | 世界選手権蘇州大会 | シングルス出場 |
2016年 | リオデジャネイロオリンピック | シングルスベスト16 |
ワールドカップ | シングルスベスト16 | |
2017年 | 世界選手権デュッセルドルフ大会 | シングルスベスト32 |
2018年 | カタールオープン | シングルス準優勝 |
グランドファイナル | シングルスベスト4 | |
2019年 | 世界選手権ブタペスト大会 | シングルスベスト16 |
チェコオープン | シングルスベスト4 |
使用用具
ラケット:XIOM特注ラケット
商品情報はありません。
ラバー(表面・裏面):オメガ7ツアー
SNS
ウーゴ・カルデラノ(Hugo Calderano) プレーの特徴
ウーゴ・カルデラノ選手のプレーは、高い身体能力から繰り出される両ハンド攻撃と時折見せる型にハマらない技術が特徴的です。その中でも特に光ったプレーを詳しく紹介していきます。下記でカルデラノ選手の試合動画についても解説していますので是非ご覧ください。
- チキータからの連携が得意!どこからでも打てるバックドイラブ
- 球のスピードだけじゃない!打点も早いフォアドライブ
- 世界のトップでも渡り合える要因はこれ!型にハマらない台上技術!
チキータからの連携が得意!どこからでも打てるバックドイラブ
そうです、ウーゴ・カルデラノ選手と言えばダイナミックなバックドライブを得意としています。バック系の技術はとても長けており、バックドイラブだけに止まらずチキータも優れた技術力があります。
特にチキータからのバックドイラブへの連携攻撃は目を見張るものがあり世界トップ級です。バックドライブは基本的にどこからでも打つ事ができ更に威力も高いので脅威とされています。
現代では、プラボールに代わり威力が出にくくなった事で世界中が打点の早さを意識した卓球になりつつありますが、ウーゴ・カルデラノの選手のように一球一球の威力を意識した卓球は逆に希少性が上がり活躍する可能性も高くなりそうです。
球のスピードだけじゃない!打点も早いフォアドライブ
ウーゴ・カルデラノの選手のフォアドライブは、その高い身体能力からとてつもないスピードを誇りますが、速いのは球のスピードだけではありません。
実は、ウーゴ・カルデラノの選手は打点も速いためノータッチエースする事が非常に多いです。一言付け加えると、打点を早くする為の秘密は足にあります。
ウーゴ・カルデラノ選手の場合、フォアドライブを打つ時に右足が前の状態でドライブしている為、ボールに対して後ろを打球するのではなく右側を打球する形となっています。
そのため、打点の高さに加え角度がより厳しくなるためノータッチエースをできるような鋭いドライブになるのです。
世界のトップでも渡り合える要因はこれ!型にハマらない台上技術!
ウーゴ・カルデラノ選手が世界のトップでも活躍できる要因として台上技術のレベルの高さにあります。ヨーロッパや南米の選手等はドライブが強くても台上技術が弱点となる事が多いのですが、ウーゴ・カルデラノ選手は台上技術のレベルも高いです。
ストップやチキータは勿論、フリック等技術が幅広い事に加えて、フェイントモーションも入るので相手の逆を突く事が多いです。
その中でも特に際立っているのがフリックで基本的にはナックルで相手が取りにくい球を打ちます。更にはフェイントでわざと球を浅く返球するフリックもあるので相手を翻弄する事ができチャンスを作る事ができています。
ウーゴ・カルデラノ選手の台上技術は、アジアの選手とは少し違ったタッチですが、非常にレベルが高いので参考にしてみると良いでしょう。
まとめ:ウーゴ・カルデラノ(Hugo Calderano)
いかがでしたでしょうか。ウーゴ・カルデラノ選手について紹介してきました。ウーゴ・カルデラノとはこんな人物です。
- 信じられない、卓球を本格的に始めたのは14歳!僅か6年で五輪出場
- びっくり、まるでテニス打ち!?型にハマらない卓球スタイルが持ち味
- 身体能力は世界でも随一!SNSで見せる脅威のフィジカル
また、ウーゴ・カルデラノ選手のプレーの特徴はこちらです。
- チキータからの連携が得意!どこからでも打てるバックドイラブ
- 球のスピードだけじゃない!打点も早いフォアドライブ
- 世界のトップでも渡り合える要因はこれ!型にハマらない台上技術!
最後に一言だけ付け加えると、ウーゴ・カルデラノ選手は身体能力が高さが際立っていますが、近年は技術レベルも向上しており、より世界のトップで戦える実力がついてきました。今後は更に伸び代があるので注目です。