すごい、簡単に分かる!自営業のやり方【給付金、確定申告】

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自営業に興味を持っているあなた、実際に自営業を始めるために何が必要かご存知でしょうか。サラリーマンを辞めて自営業をスタートするとなると幾つもステップを踏んでいく必要があります。

このページでは、自営業のやり方をステップに分けて紹介していきます。また、自営業者は是非とも知っておきたい給付金や確定申告のやり方も紹介します。

簡単に分かる!自営業のやり方とは – ステップに分けて紹介

早速、あなたが気になる自営業のやり方を簡単に分かるよう紹介していきましょう。ステップに分けて紹介しているので是非チェックして取り組んでみましょう。

  1. やりたい業種の選定
  2. 事業計画書の作成
  3. 事業に必要なものの用意
  4. 副業で事業スタート
  5. 開業資金の用意
  6. 退職手続き、国民年金、国民健康保険の加入
  7. 屋号の用意、開業届、青色申告の提出
  8. 環境構築して事業の本格化、確定申告

1.やりたい業種の選定

まずは、やりたい業種からです。これは当たり前ですが、やりたい仕事が見つからないようであれば自営業を始める事はできません

どんな業種をやりたいか選定できない場合は、まずどんな仕事があるのかできる限り調べてみましょう。その上で、一人でもできて、かかる費用が少なく、自身が前向きに取り組める業種に絞っていくと良いと思います。

ポイントは、夢を膨らませ過ぎない事です。あなたはサラリーマンで仕事を学んだとしても自営業者としてはまだ世に出ていない胎児同然です。費用が少なく稼ぎやすい業種を選んで行くことが一般の方にはおすすめです。

2.事業計画書の作成

やりたい業種がある程度定まったら事業計画書を作成しましょう。事業計画書と言ってもこの場合の事業計画書は堅苦しくないもので結構です

正直最初に事業計画をいくら練り込んだとしても計画通りにいくことなどまずありません。現状でどのような事業計画を考えているか簡単に形にすれば問題ありません。

ただ、開業時に融資を考えている際には、指定のものに事業計画を記載する必要があるので書けるようにしておきましょう。

3.事業に必要なものの用意

事業計画を立てたらその事業に必要なものを用意します。ここで大金を払わなければ成立しないようなビジネスで有れば一度見直した方が良いかもしれません

この段階で高い費用がかかるビジネスは正直初心者にとっては荷が重く失敗した時に取り返しがつかなくなりがちです。考え直した場合にも必要であると踏んだ場合は止めませんが注意しましょう。

パソコンはあったほうが良いので用意しておく事をおすすめします。また、中古品で用意できるものは中古品を活用すると良いでしょう。

4.副業で事業スタート

ある程度準備できたら、サラリーマンとして働きながら副業でその事業をスタートさせてみましょう。こちらも必ず必要な行為ではありませんが副業段階で一円すら稼げないとその事業は失敗する可能性が高いです

まずは、大金を稼ぐ事よりも目の前の一円を稼げるよう取り組んでみましょう。逆に言えば副業で数百円でも稼げる事業ならば後はその繰り返しで稼げるので自営業としてスタートしても何とか生活していくことはできると思います。

そして、残酷な話ですが副業で稼げないようであればその事業の見直しは必要です。副業で稼ぐ事は大変ですが、副業で一円稼ぐよりも自営業で生活分稼ぐ方が難しいので練習と思って取り組んでみましょう。

5.開業資金の用意

副業で利益を出す事ができたら開業資金を用意しましょう。こちらは業種にもよりますが、基本的には融資でお金が用意されていると資金繰りに余裕が出て安定したビジネスをしやすいです

自営業で融資するなら政策金融公庫を活用するのがおすすめです。こちらでは、自営業でまだ成果がない状態でも非常に安い金利で融資をしてくれます。

しかし、一円すら副業で稼げていない方には融資はお勧めしません。よく稼ぐ術を知らずにとりあえず脱サラして数百万円の融資したお金をすぐに溶かしてしまう方がいますがそうなって当然です。

稼ぐ力は副業で見極めておいた方が無難です。また、副業せずに自営業をスタートしたとしてもその場合は融資せずに利益をあげる事ができるビジネスなのか見極める事が重要でしょう。

6.退職手続き、国民年金、国民健康保険の加入

準備ができたら現在勤めている会社に退職手続きをします。基本的には辞める1ヶ月以上前に伝えておくと良いでしょう

注意点としては、準備が整ってない段階で辞めるというのは避けた方が良いでしょう。会社にとっては辞めていく人間に給料を払いたいとは思わないので想定の2ヶ月や3ヶ月前に辞める事は悟られない方が無難です。

退職したら国民年金や国民健康保険の手続きをします。会社に属していると年金や健康保険の手続きは会社が行ってくれますが、自営業になると自身で行わなければなりません。市役所に行き手続きを済ませましょう。

7.屋号の用意、開業届、青色申告の提出

事業を実際に始めたら、屋号を決めましょう。屋号とは会社名のようなもので法人ではない自営業者は屋号をつけます。屋号は途中で変更もでき、特別な申請も必要ないので宛のものでも作っておくと良いでしょう

また、事業をスタートさせたら、税務署に開業届と青色申告の申請をしましょう。税務署に行き青色申告の申請をしたいと言えば窓口の担当者が対応してくれる筈です。

自営業者であれば白色申告を選ぶ事もできます。白色申告の場合は、事業スタート時に申請も必要なくその先にする確定申告の際も簡単です。ただ、節税に長けているのは青色申告なのでご自身に合った方を選びましょう。

8.環境構築して事業の本格化、確定申告

ここまできてやっと自営業を本格的にスタートする事ができます。最初の構想からここに至るまでに早くても2ヶ月程はかかるでしょう

環境も少しずつ構築していきましょう。しかし、最初から社員やアルバイトを何人も雇う事はお勧めしません。社員やアルバイトがいなければ成り立たないビジネスだったら見直しても良いでしょう。

必ずダメというわけではありませんが、社員やアルバイトは人件費の負担が大きく上手く利益に繋げられないとあなたの資金を食い潰す存在となり得ます。ノウハウを得て事業を拡大する段階に雇うのは仕方ありませんが、最初の段階では一人で行う方が無難です。

また、事業を進めていき1年間を終えたら確定申告の手続きが必要です。確定申告のやり方は下記で紹介しますが、基本的には2月16日から3月15日までに帳簿を整え提出しなければなりません。

自営業者にとっては不可欠!給付金の申請のやり方

あなたは、給付金についてご存知でしょうか。自営業者が知らないと損と言えるのが給付金です。ここからは、それぞれの給付金のやり方を紹介していきます。

  • 月時支援金(上限10万円/月)
  • 地方創生臨時交付金における協力支援金
  • 一時支援金(最大30万円)
  • 小規模事業者持続化補助金(上限100万円)
  • ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
  • IT導入補助金(上限450万円)

月時支援金(上限10万円/月)

申請対象

一.対象月の緊急事態措置またはまん延防止等重点措置に伴う飲食店の休業・時短営業または外出自粛等の影響を受けていること

二.2021年の月間売上が、2019年または2020年の同月比で50%以上減少

https://www.jimin.jp/covid19/self-employed/

申請方法

一時支援金(最大30万円)

申請対象

一.緊急事態宣言に伴う飲食店時短営業または外出自粛等の影響を受けていること

二.2019年比または2020年比で、2021年の1月、2月、または3月の売上が50%以上減少していること

https://www.jimin.jp/covid19/self-employed/

小規模事業者持続化補助金(上限100万円)

申請対象

新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために、経営計画を作成し、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等に取り組む小規模事業者

https://www.jimin.jp/covid19/self-employed/

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

申請対象

新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために、革新的な製品・サービス開発、生産プロセス改善に向けた設備投資等に取り組む中小企業等

https://www.jimin.jp/covid19/self-employed/

税理士に経理の依頼をしよう!自営業には必要な確定申告のやり方

自営業を始めると年間の売上や費用等を経理でまとめて提出しなければなりません。その作業を確定申告と言いますが、確定申告は自身で帳簿をつける方法と税理士に依頼する二つの方法があります。それぞれ紹介していきましょう。

面倒な事は税理士に!予算に余裕がある場合は税理士に依頼しよう!

自身で帳簿をつけて確定申告する事もできますが、初心者にとっては難しく時間も多く取られます。経理作業が面倒だと感じる方は、税理士に依頼すると良いでしょう

税理士の顧問料はあなたの年商やどれだけ相談するかによって変わりますが、自営業で年商500万円以下等で確定申告の依頼のみであれば相場は7万円程度です。

7万円程度と聞くと少し高いように感じるかもしれませんが1年間にかかる費用で、事業に時間を使って利益が出ているのであれば税理士を活用していくと良いでしょう。

会計ソフトを使えば自分でもできる!節約したい場合は確定申告は自身で行おう!

実は、確定申告は自身で行う事もできます。資格も必要ありません。会計ソフトのfreeeを使えば自身でも問題なくできるでしょう

税理士に依頼するとある程度の金額の負担があるため費用を節約したい方におすすめです。

できるだけ、毎日使用したお金や収入となるお金をチェックしておくと良いでしょう。

まとめ:自営業のやり方

いかがでしたでしょうか。自営業のやり方について紹介してきました。自営業をやるためのステップはこちらです。

  1. やりたい業種の選定
  2. 事業計画書の作成
  3. 事業に必要なものの用意
  4. 副業で事業スタート
  5. 開業資金の用意
  6. 退職手続き、国民年金、国民健康保険の加入
  7. 屋号の用意、開業届、青色申告の提出
  8. 環境構築して事業の本格化、確定申告

最後に一言だけ付け加えると、自営業をやるにはこれまでやってこなかった面倒な作業も自身で行わなければならず大変だと感じてしまう方も多いと思います。

ですが、結局大事なのは事業の方で面倒な作業は行き当たりばったりでも何とか対処できます。目の前の事を一つずつしっかり対処していけばあなたも自営業で成功させる事が出来るはずです。未来のために一歩ずつ走り出してみましょう。

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