村松雄斗とは【プロフィール・世界ランキング・使用用具・特徴】

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すごい事に、村松雄斗選手は、現代では珍しいカットマンの選手でジュニア世代から卓球のエリートとして活躍してきました。2021年に行われたアジア選手権の選考会では見事ベスト4に進出し日本代表権を獲得しています。

そんな村松雄斗選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。

村松雄斗とは

参照:https://www.ittf.com/

村松雄斗とは、最先端のカットスタイルを武器とする選手の一人で幼い頃からジュニア時代から卓球エリートとしての道を歩んできました。2021年に行われたアジア選手権の選考会で活躍し再び日本代表に返り咲きました。

  • すごい、ジュニア時代同世代にほぼ負けなし!実力派の卓球エリート
  • 希少なカットマン!最先端の卓球スタイルを確立させた選手!
  • 再び日本代表に復帰!土壇場での強さが持ち味!

すごい、ジュニア時代同世代にほぼ負けなし!実力派の卓球エリート

そうです、村松雄斗選手といえば幼少期の頃から同世代では圧倒的な強さを誇っており、ジュニア時代まで同世代の選手に殆ど負けた事が無かった選手です

女子の平野美宇選手の従兄弟にあたる存在で幼少期は、平野卓研で腕を磨いてきました。戦型はカットマンで小学生時代は珍しい両面に裏ソフトラバーを貼ってブチ切れカットで活躍していました。

正に卓球エリートと呼べるような存在で、全日本選手権バンビ、カブ、ホープス、カデット13歳以下の部、14歳以下の部などの大会でタイトルを総ナメにしてきました。

希少なカットマン!最先端の卓球スタイルを確立させた選手!

村松雄斗選手の戦型は上記でも簡単に触れましたが現代では希少なカットマンです。ですが、ただのカットマンではありません。は希少なカットマンです。ですが、ただのカットマンではありません

実は、通常カットマンの多くは相手のボールを抑えるためにバック面に粒高ラバーを貼る事が多いのですが、村松雄斗選手の場合は小学生時代は裏ソフトラバー、現在は表ソフトラバーを貼っています。

粒高ラバーの場合、カットはしやすいので広い守備範囲でプレーできますが、ツッツキなど台に近い位置でのプレーが変化がつきにくく難しくなります。反面、表ソフトラバーの場合は守備範囲は狭くなりますがツッツキ等が鋭くなり攻撃的なカットも可能になります。

村松雄斗選手の場合は、豊富な練習量によって守備範囲も広く、そして打点の高いカットで相手をミスさせるプレーを得意としています。下がらないためドライブ攻撃の頻度も多く正に最先端の卓球だといえます。

再び日本代表に復帰!土壇場での強さが持ち味!

実は、村松雄斗選手は、幼い頃は卓球エリートとして活躍しており、2017年には世界選手権デュッセルドルフ大会のメンバーにも選出されていますが、その大会以降中々目立った活躍をする事ができていませんでした

ですが、その中でも挫ける事なく実業団やTリーグでプレーして経験を重ねた事によって力をつけ強い気持ちを持って2021年に行われるアジア選手の選考会に出場しました。

選考会では実績のあるベテラン選手や、期待がかかる若手選手等多くの実力者が出場していましたが、予選リーグを1位で通過すると勢いそのまま平野友樹選手や英田理志選手など実力者を破りベスト4へ進出しました。村松雄斗選手にとっては久方ぶりの日本代表なので本戦でも気合をいれて活躍してくれる事でしょう。

村松雄斗 プロフィール

参照:https://www.ittf.com/

プロフィール

戦型右シェーク裏表カット主戦型
年齢24歳
生年月日1996年10月14日
所属東京アート、琉球アスティーダ

エピソード

  • 正に卓球エリート!小中学生時代は同世代に負けなし!全階級制覇!
  • 安定した成績を収め高校生にして世界選手権デビュー!
  • すごい、怪我に悩むも選考会を勝ち抜き見事日本代表へ!

正に卓球エリート!小中学生時代は同世代に負けなし!全階級制覇!

村松雄斗選手は、山梨県中央市出身の卓球選手で平野美宇選手の従兄弟にあたります。幼少期は平野卓研で腕を磨きました。当時は、珍しい両面裏ソフトラバーを貼ったカットマンでブチ切りカットを得意としていました

小学生時代は、ホープス、カブ、バンビの3階級を全て制しており吉村和弘選手や田添響選手など強い選手が多い世代の中一番活躍していました。

小学校を卒業すると、エリートアカデミーに入校し更に力をつけていきます。中学生になった後も同世代では一番の選手で、全日本選手権カデット13歳以下の部や14歳以下の部で優勝をはたし正に卓球エリートと言える人生を歩んでいました。

安定した成績を収め高校生にして世界選手権デビュー!

村松雄斗選手は中学を卒業した後もエリートアカデミーで力を磨き目立ったタイトルは獲得できなくなりつつありましたが安定した実力と稀に格上を倒す活躍で世界ランキングを上げていきました

将来性を見込まれアジア選手権などの代表に選ばれた国際大会の経験も積みました。そして、ドイツのブンデスリーグにも参戦し海外の猛者達に揉まれ実力をつけると推薦枠で世界選手権蘇州大会の出場権も獲得しました。

本戦では、2回戦で敗退と思うような活躍をする事ができなかった村松雄斗選手でしたが、その後国際大会では目まぐるしい活躍を続けていたので良い経験になったのは間違いないでしょう。

そして、2年後の世界選手権デュッセルドルフ大会にもメンバーとして選ばれます。大会では、2回戦強敵のモンテイロ選手(ポルトガル)を倒し見事3回戦へ進出します。直前まで調子を落としていたようでインタビューで勝って男泣きしていたのが印象深く残っているでしょう。

すごい、怪我に悩むも選考会を勝ち抜き見事日本代表へ!

村松雄斗選手は、高校を卒業すると大学には進学せずに実業団の東京アートへ入社します。また、Tリーグが開幕されてからは琉球アスティーダに所属し貢献してきました。

ですが、この頃から怪我にも悩まされるようになり以前までのような活躍はできず苦しみました。そして復帰を願った2021年のアジア選手権選考会で周囲の予想を超える活躍をします。

選考会では、日本代表枠が4枠と今までに比べてかなり多い枠でしたが、村松雄斗選手は予選リーグで全日本選手権ベスト4の田中佑汰選手やジュニアの部を優勝した濱田一輝選手に勝利し、トーナメントでも平野友樹選手、英田理志選手を破り見事代表権を獲得しました

2017年の世界選手権デュッセルドルフ大会以来の日本代表でとても懸ける想いも強いと思います。今後行われる本戦でも活躍に注目が集まります。

世界ランキング及び成績

世界ランキング

最高世界ランキング21位(2017年時点)

成績

2004年全日本選手権バンビの部優勝
2006年全日本選手権カブの部優勝
2008年全日本選手権ホープスの部優勝
カデット13歳以下の部優勝
2009年全日本選手権カデット14歳以下の部優勝
2010年ジュニアサーキットフランスジュニア&カデットオープンシングルス優勝
カデットチャレンジ&ジュニアサーキットファイナル団体優勝
2011年ジュニアサーキットスペインジュニア&カデットオープンシングルス優勝
2012年大阪国際招待選手権大会シングルス優勝
ITTFワールドツアースペインオープンU21シングルス準優勝
ITTFワールドツアーチェコオープンU21シングルス準優勝
ITTFワールドツアーロシアオープンU21シングルス準優勝
ITTFワールドツアーポーランドオープンU21シングルス優勝
世界ジュニア選手権団体準優勝
2013年ITTFワールドツアーオーストラリアオープンU21シングルス準優勝
ITTFワールドツアーカタールオープンU21シングルス準優勝
ジュニアサーキットハンガリージュニア&カデットオープンジュニアシングルス優勝
2014年東京選手権ダブルス優勝(塩野真人ペア)
世界ジュニア選手権団体優勝
シングルス優勝
ユースオリンピックシングルス準優勝
2015年世界選手権蘇州大会シングルス出場
2016年ITTFワールドツアードイツオープンU21シングルス優勝
ITTFワールドツアーチェコオープンシングルス優勝
U21シングルス優勝
ITTFワールドツアー中国オープンU21シングルス準優勝
2017年世界選手権デュッセルドルフ大会シングルス出場

使用用具

ラケット:松下浩二オフェンシブ

ラバー(表面):テナジー64

ラバー(裏面):スーパースピンピップス21

SNS

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村松雄斗 プレーの特徴

参照:https://www.ittf.com/

村松雄斗選手のプレーは、従来のカットマンよりも打点の高いカットと両ハンドの攻撃を得意としております。ここからは、村松雄斗選手のプレーを詳しく紹介していきます。

  • 最先端のカットスタイル!並行足気味で行う攻めのカット!
  • カットマンの常識を塗り替えた!カット主戦型なのに両ハンドドライブ!
  • 実はここがすごい!低くスピードのあるツッツキ!

最先端のカットスタイル!並行足気味で行う攻めのカット!

そうです、村松雄斗選手と言えばカットマンですが、今までのカットマンとは一味違います。村松雄斗選手のカットは従来のカットマンよりも打点が高いです

従来のカットマンは、カットで得点をするのがメインで基本的には変化や拾い続ける事でミスを誘っていました。ですが、村松雄斗選手は従来よりも並行足気味でカットする事が多く、守備範囲は狭くなりましたがその分前陣でのカットを可能にしています。

前陣で早い高い打点の球を送る事で相手はツッツキせざるを得ない球が出たり体勢が崩れた状態で打球する事になるので得点力が高いです。現在のカットマンの中でも村松雄斗選手のカットは非常に打点が高いです。

カットマンの常識を塗り替えた!カット主戦型なのに両ハンドドライブ!

村松雄斗選手は、カットマンの概念を塗り替えた選手の一人と言っても過言ではないでしょう。その概念を変えたという理由はカットマンながら両ハンドドライブを打てる事です

今までのカットマンでもトップ選手になればフォアハンドで攻撃を織り交ぜる選手はいましたが村松雄斗選手の場合はバックドライブでも攻める事ができます。

カットマンのバックドライブは、バック面に異質ラバーを貼っていることから一度反転させて、更に前に詰め寄りながらドライブします。当然難易度は非常に高く取り入れようとする選手はいませんでした。

ですが、村松雄斗選手が取り入れてからは世界中のカットマンが取り入れるようになりました。正に、現代のカットマンの主流は村松雄斗選手が作ったと言っても過言ではありません。

実はここがすごい!低くスピードのあるツッツキ!

村松雄斗選手はカットや攻撃に目が行きがちですが、実は、ツッツキも非常にうまいです。村松雄斗選手のツッツキは、相手に強打をさせない事が目的のため低くスピードのあるツッツキとなっています

一言付け加えると、村松雄斗選手のように球足が速いツッツキをする為にはボールの上がり際ではなく頂点から少し過ぎたところを上からスイングすると思い通りの球を打つ事ができます。

現在はプラスチック製のボールに代わり、回転量が少なくなりやすいのでこのように球足が速いツッツキは不可欠になります。カットマンの方は参考になるツッツキなので是非注目して見てみましょう。

まとめ:村松雄斗

いかがでしたでしょうか。村松雄斗選手について紹介してきました。村松雄斗とはこんな人物です。

  • すごい、ジュニア時代同世代にほぼ負けなし!実力派の卓球エリート
  • 希少なカットマン!最先端の卓球スタイルを確立させた選手!
  • 再び日本代表に復帰!土壇場での強さが持ち味!

また、村松雄斗選手のプレーの特徴はこちらです。

  • 最先端のカットスタイル!並行足気味で行う攻めのカット!
  • カットマンの常識を塗り替えた!カット主戦型なのに両ハンドドライブ!
  • 実はここがすごい!低くスピードのあるツッツキ!

最後に一言だけ付け加えると、村松雄斗選手は一時期怪我に悩まされていたため、活躍が減りつつありましたが近年は復活を遂げ見事日本代表に返り咲きました。今後また活躍が期待できる選手なので注目です。

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