浜本由惟選手は、モデル経験やオーストリアに帰化など日本の卓球界では異例づくしの選手です。175cmと日本の女子選手の中では規格外の身長を武器に戦う選手で、ハイトスサーブや安定したブロックも特徴的です。
そんな浜本由惟選手とはどんな人物か、他にもプロフィールや世界ランキング、使用用具、プレーの特徴などを紹介していきます。
浜本由惟とは
浜本由惟とは、長身かつ綺麗な顔立ちからモデル経験を持った異例づくしの選手で、日本代表経験もあります。近年では、オーストリアに帰化し他国から力を磨いております。
- すごい、身長は175cm!長身から放たれる威力あるドライブと安定したブロックが持ち味
- オーストリアに帰化!?国籍変更しオリンピックを狙う
- 卓球界では異例のモデル出身!?卓球界きっての美人選手!
すごい、身長は175cm!長身から放たれる威力あるドライブと安定したブロックが持ち味
そうです、浜本由惟選手といえば、長身を生かした攻撃と堅いブロックが特徴的な選手です。
すごい事に身長は175cmあり、日本人女子選手中では異彩を放っています。世界のトップ選手とも並ぶ程に身体が大きく、更に日本選手特有の繊細な技術を持ち合わせているのが強みです。
また、ドライブとブロックだけではなくサーブも特徴的で、浜本由惟選手のサーブは超ハイトスです。トスの高さは世界No.1レベルで、慣れないサーブに相手は対応する事ができないのです。
オーストリアに帰化!?国籍変更しオリンピックを狙う
実は、浜本由惟選手は2019年に、オーストリアに帰化しています。
一度2016年に世界選手権の代表となっていますが、日本人選手のレベルが代表入りが難しいと考え海外に活路を求めた結果オファーのあったオーストリアに帰化する事となりました。
日本人のトップ選手が海外に帰化するのは初めてですが、強国の中国等にはよくある話で、日本人の女子選手のレベルが高まった事を示しています。
国際卓球連盟のルール上、帰化してから7年間は世界選手権やオリンピックに出場する事はできない制約があるそうなので浜本由惟選手が大舞台で活躍するのは2026年以降になりそうです。
卓球界では異例のモデル出身!?卓球界きっての美人選手!
ここだけの話、浜本由惟選手はプレーだけではなく、その美貌も度々話題になります。
小学生の頃にはそのルックスと高身長を生かして、卓球界では異例のモデル業も経験しています。
また、英語や中国語など語学も堪能で、正に才色兼備な女性といえるでしょう。
日本国内のプロリーグ、Tリーグにも参戦しているので今後益々人気が出る選手でしょう。
浜本由惟 プロフィール
戦型 | 右シェーク裏裏ドライブ型 |
年齢 | 22歳 |
生年月日 | 1998年7月28日 |
身長 | 175cm |
エピソード
- すごい!幼少期はモデル業をしながらも卓球で活躍!実力は全国チャンピオン!
- 中学生にして実力超高校生級!中国超級リーグにも参戦し力を磨く
- 高校生になり大ブレイク!世界選手権代表になりツアーでも活躍し世界ランキング最高位を更新
- 実業団を経てプロへ!そして、更なる活躍を求めてオーストリアに帰化
すごい!幼少期はモデル業をしながらも卓球で活躍!実力は全国チャンピオン!
浜本由惟選手は、中国の元卓球選手だった母とバレーボールの実業団選手だった父の元に生まれ5歳から卓球を始めています。
信じられないですが、小学1年生の頃入った事務所でモデル業をしながら2年生になる頃には全日本選手権バンビ(1,2年生)の部で優勝しています。
その後も着実に力をつけてカブ(3,4年生)の部で準優勝、ホープス(5,6年生)の部で優勝とモデル業を兼業しながらも活躍を続けていきます。
6年生になると小学生ながら全日本選手権カデット13歳以下の部で中学生にも勝利し優勝しています。また、年明け行われた全日本選手権ジュニアの部でも高校生達に勝利しベスト16に入りました。
中学生にして実力超高校生級!中国超級リーグにも参戦し力を磨く
中学生になった浜本由惟選手は、エリートアカデミーに入校します。
エリートアカデミー入校後は、卓球に専念するためモデル業を休業し力を磨いてきました。
そうして、中学2年生になる頃にはその実力は既に超高校生級で全日本選手権ジュニアの部で決勝進出を果たしています。決勝でも高校生の松平志穂選手相手に2-1リードしており、敗れるも力を示した大会となりました。
海外でのツアーにも参加するようになりカデットやジュニアの大会を中心に活躍の場を広げていくようになります。中学卒業の頃には海外のジュニア相手でも臆する事なく勝利できるようになっています。
高校生になり大ブレイク!世界選手権代表になりツアーでも活躍し世界ランキング最高位を更新
浜本由惟選手は高校生になった後もエリートアカデミーで実力を磨きます。
高校生になった直後には平野美宇選手と共に中国超級リーグに参戦し強敵に揉まれ、大きく実力をアップさせます。
そして、2015年に行われた世界選手権クアラルンプール大会の選考会で見事優勝し、悲願の世界選手権への代表権を得ます。
また、選考会直後に行われた全日本選手権のジュニアの部でもシングルス優勝を果たします。世界選手権のメンバーでもあり、モデル経験もあった事で話題を集めました。
世界選手権大会本戦にも団体戦メンバーとして出場して勝利を掲げチームは準優勝に輝いています。
更に活躍はこれに終わる事なく、グランドファイナルでは早田ひな選手とのペアで優勝を果たしました。これは、伊藤美誠選手、平野美宇選手ペア以来の偉業です。
高校を卒業する頃には世界ランキング自己最高位の16位になり、世界のシニアでもトップクラスの実力を身につけていました。
実業団を経てプロへ!そして、更なる活躍を求めてオーストリアに帰化
高校を卒業した浜本由惟選手は、実業団の日本生命に所属します。しかし、この頃になると伊藤美誠選手や平野美宇選手など歳下の世代の選手の活躍が目立つようになり実業団1年目の年は中々成績を残す事ができませんでした。
そして2年目になる年に、日本国内のプロリーグ、Tリーグが開幕します。浜本由惟選手は、木下アビエル神奈川に所属しチームのファイナル進出に貢献します。
そして、2019年に浜本由惟選手は大きな決意をします。オーストリアからのオファーを受け帰化する事になったのです。
日本選手ら特に若手の実力が上がり代表権を得る事が難しいと考えての決意でした。
その後、海外へのツアーはオーストリアの卓球協会から出場しています。決意の表れか強敵の中国選手にも競る事が多く活躍しています。
国際卓球連盟のルール上、帰化してから7年間は世界選手権や五輪に出場する事はできませんが、覚悟を決めて努力している浜本由惟選手は今後も活躍し大舞台に現れる日も来るでしょう。
世界ランキング及び成績
世界ランキング
世界ランキング125位(5月3日時点)
成績
2006年 | 全日本選手権 | バンビの部優勝 |
2008年 | 全日本選手権 | カブの部準優勝 |
2009年 | 全日本選手権 | ホープスの部優勝 |
2010年 | 全日本選手権 | カデット13歳以下の部優勝 |
2011年 | 全日本選手権 | ジュニアの部ベスト16 |
2012年 | チャイニーズ台北ジュニア&カデットオープン | カデットの部シングルス優勝 |
韓国ジュニア&カデットオープン | カデットの部シングルス優勝 | |
2013年 | 全日本選手権 | ジュニアの部準優勝 |
チェコジュニア&カデットオープン | カデットの部シングルス優勝 | |
韓国ジュニア&カデットオープン | ジュニアの部シングルス優勝 | |
2015年 | ハンガリーオープン | U-21シングルス優勝 |
韓国オープン | U-21シングルス優勝 | |
スウェーデンオープン | U-21シングルス優勝 | |
グランドファイナル | U-21シングルス準優勝 | |
世界選手権クアラルンプール大会選考会 | シングルス優勝 | |
2016年 | 全日本選手権 | ジュニアの部優勝 |
世界選手権クアラルンプール大会 | 団体準優勝 | |
ドイツオープン | U-21シングルス優勝 | |
ジャパンオープン | U-21シングルス準優勝 | |
スロベニアオープン | U-21シングルス準優勝 | |
クロアチアオープン | U-21シングルス準優勝 | |
ベルギーオープン | シングルス準優勝 | |
韓国オープン | U-21シングルス優勝 | |
オーストリアオープン | シングルス準優勝 | |
グランドファイナル | ダブルス優勝(早田ひなペア) | |
2017年 | チェコオープン | シングルスベスト4 |
使用用具
ラケット:特注(ZLカーボンシェーク/インナーファイバー仕様)
商品情報はありません。
ラバー(表面):ディグニクス05
ラバー(裏面):テナジー80
浜本由惟 プレーの特徴
浜本由惟選手のプレーは一言で言うと、投げ上げサーブで相手を崩し攻める攻撃と安定したブロックが特徴的です。その浜本由惟選手のプレーの中でも特に光ったプレーを紹介していきます。
- びっくり、世界No.1級の超ハイトスサーブ!回転量はピカイチ!
- 実は、ここがすごい!安定感抜群のブロック
- 強敵と渡り合う武器!中国選手も手こずるバックプッシュ!
びっくり、世界No.1級の超ハイトスサーブ!回転量はピカイチ!
そうです、浜本由惟選手の代名詞とも言えるのがこの超ハイトスサーブです。そのトスの高さは世界No.1級です。
ハイトスサーブのメリットはサーブの回転量が上がる事と、相手の意識がトスに向かいリズムを崩す事ができます。
しかし、ハイトスサーブはトスが高い分ズレやすいので出す側も難しいのですが、そこで正確に出せるのが浜本由惟選手の強みです。
実は、ここがすごい!安定感抜群のブロック
浜本由惟選手は勿論攻撃は上手いのですが、実は、ブロック力がとても長けています。
世界の中でもトップレベルのブロック力を持っており、強豪選手にも簡単に負ける事はありません。
浜本由惟選手のブロックは繋ぐ事は勿論、少し回転がかかっているので相手選手はミスしてしまうのです。
近年では、中国人選手とも互角に渡り合うシーンが増えていますがその要因がこのブロック力です。
強敵と渡り合う武器!中国選手も手こずるバックプッシュ!
浜本由惟選手のブロックを更に生かして強力な武器にしているのがこのバックプッシュです。
近年では、ドライブが主流でプッシュを使う選手は少ないですが、浜本由惟選手は大柄な体格を生かし上から潰すようなプッシュ攻撃をするので相手選手はミスを誘われてしまいます。
このバックプッシュがある事で相手選手は攻める事でしか点数が取れなくなっていき次第に打ちあぐねていく事になるのです。
まとめ:浜本由惟
いかがでしたでしょうか。浜本由惟選手について紹介してきました。浜本由惟とはこんな人物です。
- すごい、身長は175cm!長身から放たれる威力あるドライブと安定したブロックが持ち味
- オーストリアに帰化!?国籍変更しオリンピックを狙う
- 卓球界では異例のモデル出身!?卓球界きっての美人選手!
また、浜本由惟選手のプレーの特徴はこちらです。
- びっくり、世界No.1級の超ハイトスサーブ!回転量はピカイチ!
- 実は、ここがすごい!安定感抜群のブロック
- 強敵と渡り合う武器!中国選手も手こずるバックプッシュ!
最後に一言だけ付け加えますと、浜本由惟選手は2019年にオーストリアに帰化しましたが現在でも日本のTリーグにも参戦し国内でも活躍しています。
帰化した後に、日本でも浜本由惟選手のプレーは見ることができる機会もあり、いつか大舞台でも彼女のプレーが見ることができるかもしれません。今後の活躍から目が離せない選手です。