以前までと働き方は変わりパソコン一つあれば十分仕事ができる世の中になりました。そんな時使わないオフィスのために毎月数万円払うのは勿体ないですよね。そんな悩みを解消してくれるのがバーチャルオフィスです。
このページでは、あなたが気になるバーチャルオフィスとはどんなサービスか、またメリットやデメリットも合わせて詳しく紹介していきます。
バーチャルオフィスとは?サービス内容も詳しく紹介
早速、バーチャルオフィスについて紹介していきましょう。バーチャルオフィスとは、その名の通り仮想オフィスで実態の無いオフィスを利用するサービスの事です。
簡単に説明するとバーチャルオフィスのサービスを利用すると月々数千円で都心部の住所を借りる事ができ、法人登記やホームページに所在地という事で掲載する事ができます。実際に物件を借りるよりも安く住所を利用する事ができます。
バーチャルオフィスの更に詳しいサービス内容は下記で紹介していきますので是非ご覧ください。
- 住所が格安で借りられる!基本サービス
- こんなサービスも!?オプションサービス
住所が格安で借りられる!基本サービス
まず、バーチャルオフィスで良く見られる基本サービスを紹介していきます。基本サービスと言っても会社によって異なり基本サービスが全て含まれた会社も有れば、オプションによって追加していく会社もあります。
- 住所貸し
- 郵便物受取、転送
- 電話転送
住所貸し
そうです、バーチャルオフィスの一番メインとなるサービスは、住所貸しです。
現在は、働き方も多様になり個人で働くフリーランスも増えてきました。例えば、パソコン一つで働くフリーランスがいたとしてオフィスは必要でしょうか。実際のところ必要ありませんよね。
ですが、法人として登記するには住所が必要で会社の所在地もできれば都心部の方が良いですよね。そんな時にバーチャルオフィスを利用すれば月々数千円の安い価格で住所を借りる事ができ登記やホームページに記載する事ができるようになります。
郵便物受取、転送
法人登記したり、ホームページに住所を記載するとその住所宛に郵便物が届くようになります。そのバーチャルオフィスでは、その郵便物を受け取り、転送してくれます。
これは基本的にどのバーチャルオフィスを運営する会社でもあるサービスですが、会社によっては有料のオプションとしてあったり、利用料金に含まれている場合もあります。
会社によってどの程度の頻度で郵便物を転送してくれるかも様々であるため、利用する際はどのようになっているか概要をしっかりと確認しておきましょう。
電話転送
電話転送サービスは、あなた宛にかかってきた電話を転送するサービスで、基本的にオプションとして付随させる事が多いです。
バーチャルオフィスを利用すると実際のオフィスがある訳では無いので電話線を引く事ができません。電話だけ自宅の電話番号を利用しても所在地と電話番号の都道府県が異なっているとおかしな状態になってしまいます。
そんな時に電話転送のサービスを利用すれば解決されます。電話転送は、バーチャルオフィスがある都道府県の番号を取得する事ができ、その番号にかかってきたらあなたの登録した携帯番号等に転送されます。
こんなサービスも!?オプションサービス
ここからは、実は、バーチャルオフィスではこんなサービスも付随してできるということを紹介していきます。会社によっても異なりますが、上手く利用すればあなたの仕事の手助けとなるでしょう。
- 法人登記、会計代行
- 融資、補助金、助成金サポート
- ホームページ制作
法人登記、会計代行
まず、紹介したいのが法人登記や会計処理の代行です。バーチャルオフィスを利用するあなたは法人化若しくはフリーランスとしてサラリーマン以外の働き方をしていこうとしているはずです。
そうなると登記だったり、確定申告などの会計処理だったりやらなければならない手続きが増えてきます。そんな時全て自身でやるのは大変ですよね。
バーチャルオフィスのオプションではそんな方のために登記代行や会計代行サービスを行っています。便利なサービスなので困っているようでしたら利用しましょう。
融資、補助金、助成金サポート
法人として、又は個人で事業をしていくとなると何かとお金がかかります。特に開業して間もない段階だと資金が少ない状態である事が多いので最初はどのようにして資金を用意するかがとても重要になります。
そこでおすすめなのが、融資、補助金、助成金です。自己資金のみで運営するのでは無く借りたり、貰えるお金を受け取るのは事業者としては必要な事です。ですが、これらで資金化するためには必要な審査があります。
審査は一度落ちると次回以降も通過しにくくなるため万全の準備で申し込んだほうが良いでしょう。そんな時にバーチャルオフィスでは、申し込みと一緒に融資、補助金、助成金のサポートもオプションで対応してくれます。是非活用しましょう。
ホームページ制作
バーチャルオフィスでは、オプションとしてホームページ制作も請け負ってくれる会社もあります。
都心部の住所を借りて法人化したとして、登記用だけにするのは少し勿体無いですよね。都心部の住所は信用にも繋がりやすいのでホームページを用意して掲載しておくとビジネスチャンスにも繋がる可能性があります。
そんな時に、バーチャルオフィスのホームページ制作に依頼すれば制作会社を探す手間を減らすこともできます。更にバーチャルオフィスの利用と一緒に申し込めば通常より安い価格で制作できる可能性もあるので是非利用してみましょう。
バーチャルオフィスのメリットとデメリット
上記では、バーチャルオブのサービスの概要をわかりやすく紹介してきました。ここからは、実際に利用するとどんなメリットやデメリットがあるのか紹介していきます。
メリット
- 安い!コストの削減
- 信頼性に繋がる!都内の住所を利用できる
- プライバシーの保護に!自宅の住所で登記せずに済む
- 便利!必要な時に必要な分のオプションを活用できる
安い!コストの削減
そうです、まず挙げられる最大のメリットとも言えるのがコストの削減です。バーチャルオフィスであれば、月々数千円程度で都心部の住所を活用する事ができます。
通常、都心部で物件を借りると安くても毎月10万円以上はかかってしまうと思います。近年増えてきたリモートワーク等でオフィスで働く必要性は薄れつつあります。
オフィスで働く必要が無いのであれば、バーチャルオフィスを活用すれば最低でも毎月10万円近く節約になると言えるでしょう。事業家は無駄なお金を使わない意識がとても大事です。当てはまる方は是非バーチャルオフィスを利用しましょう。
信頼性に繋がる!都内の住所を利用できる
あなたが、ビジネスパートナーを見つけていきたいのであればバーチャルオフィスの活用がおすすめです。と、言うのもbtobのビジネスをする際やビジネスパートナーを探す際に住所の部分はチェックされる事が多いからです。
と、言うのも日本の事業者の多くはやはり都心部に集まっており、取引をする際に地方の住所だったりすると中には業務に支障が出るとして断られてしまうケースも無くはありません。
その点、都心部に住所を置いておけばそういった事で断られるリスクが減り取引もしやすくなります。住所がどこにあるかは実際大きな問題では無いのですが気にする取引先も一定数いるのが現状なので都心部の住所を持って損はないでしょう。
プライバシーの保護に!自宅の住所で登記せずに済む
実際問題として、自宅でも登記は可能ですし、また地方の住所でも様々な会社、ユーザーと取引する事はできます。ですが、それでもバーチャルオフィスをおすすめする理由が他にもあります。
それは、プライバシーの保護です。基本的にサービスを開始すると利用者に分かるよう会社、自宅で作業している方は自宅の住所を公開する事になります。
特に個人でサービスを提供しているもので自宅の住所を公開すると言うのは怖いものですよね。そんな時にバーチャルオフィスを活用すれば自宅の住所を公開することなくサービスを提供する事ができます。
便利!必要な時に必要な分のオプションを活用できる
バーチャルオフィスのサービスを利用すると住所貸し以外にも様々なオプションを利用する事ができます。そのオプションを必要な時に必要な分利用できるのもバーチャルオフィスのメリットと言えるでしょう。
例えば、電話転送サービスや会議室レンタル等はその代表とも言えるでしょう。サービスの電話番号が携帯電話の番号だと利用者からは当然信用がありません。とは言っても電話線を引くと毎月それなりのお金もかかります。
電話転送サービスを利用すれば安く都心の電話番号を取得できます。費用も電話した分だけなのでかなり利用が少ない方にはこちらの方がおすすめです。また、会議室も同じく利用したい時のみ利用できるというのが大変便利、そして節約になります。
デメリット
- 仕事によっては難しい!事務所要件が含まれる許認可が取れない
- 逆に信頼性が落ちる事も!?住所が重複してしまう
- 手間が大変に!雇用保険、社会保険の確認事項が増える
- ノウハウが無いと大変!法人での銀行口座開設、融資が難しくなる
仕事によっては難しい!事務所要件が含まれる許認可が取れない
実は、バーチャルオフィスだと開業できない業種が存在します。実在する専用のスペースが無ければ開業できない業種もあるのでそのような業種に当てはまる場合は、バーチャルオフィスの利用を諦めるしかありません。
例えば、国家資格を要する職業であったり、不動産業の中でも宅地建物取引業、有料職業紹介業の業者は開業するのにオフィスが必要となるためバーチャルオフィスでは対応できません。
但し、それ以外の職業であれば、必ずしも実在するオフィスは必要ないためバーチャルオフィスだと難しそうな職業でもまずは問い合わせてみると良いでしょう。
逆に信頼性が落ちる事も!?住所が重複してしまう
上記では、都心部の住所を持っていると取引の際に信頼性が上がると紹介しました。ですが、バーチャルオフィスを利用していると時には信頼性を落としてしまう事もあります。
それは、住所が重複している事でおきます。バーチャルオフィスは一つの住所を多数の利用者が扱っているサービスです。そのため、住所検索すると幾つもの業者が表示されてしまう事になります。
分かっている方であればそれがすぐにバーチャルオフィスを利用している事がバレてしまい実在するオフィスが無いという事で信用を失ってしまいます。バーチャルオフィスを利用する最大のデメリットとも言えるでしょう。
ノウハウが無いと大変!法人での銀行口座開設、融資が難しくなる
事業者のデメリットとして大きくなるのが銀行口座の開設や融資が難しくなる事です。バーチャルオフィスを利用すると通常より審査に落ちてしまう事が多くなるそうです。
審査には当然バーチャルオフィスを利用している事を伝えなければなりませんし、担当者はすぐに分かります。実在するオフィスが無いというのは審査ではネックとなる要素なので落ちてしまう事が多くなるそうです。
ですが、必ずしも落ちるという事ではなく準備すれば通過できるでしょう。バーチャルオフィスにはオプションで審査に通過するためのポイントも教えてもらう事もできるかもしれないので利用する際は確認してみましょう。
バーチャルオフィスはこんな人におすすめ
では、最後にバーチャルオフィスはどのような人に向いているかまとめていきましょう。当てはまる方は是非一度バーチャルオフィスを利用すると良いのではないでしょうか。
- フリーランスにおすすめ!自宅や外注先で作業する事が多い方
- マンション在住者は注目!自宅で登記する事ができない方
- ビジネスチャンスに繋がる!都心部の住所を利用したい方
- 自宅がバレない!プライバーを保護したい方
フリーランスにおすすめ!自宅や外注先で作業する事が多い方
そうです、まず最もおすすめであるのがフリーランス等自宅や外注先で作業する事が多くオフィスを必要としない方です。
今やパソコン一つあれば十分仕事できる時代になりオフィスで働く事の必要性は薄くなってきました。そんな中で物件を賃貸してまでオフィスで仕事をする事はマイナス面の方が多いと言えるでしょう。
法人登記する場合やビジネスを円滑に進めるには都心部の住所も必要になってくる筈です。そのため、そんなフリーランスにこそバーチャルオフィスは利用価値が高いと言えるのではないでしょうか。
マンション在住者は注目!自宅で登記する事ができない方
自宅で登記しようとしたけど、登記出来なかった。そんな方にもバーチャルオフィスはおすすめです。
例えばマンション等によっては登記できない物件もあるので現在在住している建物によってはオフィスを借りなければならない場合もあります。
ですが、自宅を登記しようとしているぐらいなのでオフィスの必要性は低いですよね。そんな時にもバーチャルオフィスを利用すれば無駄なコストを使わずに済ませる事ができます。
ビジネスチャンスに繋がる!都心部の住所を利用したい方
安いオフィスを借りて仕事しようと思ったあなた、勿論それも悪くはありませんが、そんなあなたにもバーチャルオフィスはおすすめです。
特に都心部から外れた地域で安くオフィスを借りるのと都心部でオフィスを借りるのとでは実際ビジネスチャンスにも差が出るでしょう。都心部には人と情報が多く集まるので是非機会を無駄にしないで下さい。
オフィスを実際に借りるのは高くて無理でもバーチャルオフィスなら月々数千円で借りる事ができます。たった月々数千円でビジネスチャンスを得られるのであれば安いものです。利用してみてはいかがでしょうか。
自宅がバレない!プライバーを保護したい方
サービスを利用していると、全ての方に満足してもらえる訳ではありません。どうしてもトラブルになったり、悪質なユーザーによって怖い思いをする事も出てくるかもしれません。
オフィスの情報を公開するならまだしも自宅の情報を不特定多数の人が見る事になるホームページに掲載するのは怖いですよね。そんな時にもバーチャルオフィスはおすすめです。
バーチャルオフィスを利用すれば、ホームページに自宅の情報を掲載せずに済みます。プライバシー保護の観点から見てもバーチャルオフィスはとても有効なので不安を抱えている方にはおすすめです。
まとめ:バーチャルオフィスとは
いかがでしたでしょうか。バーチャルオフィスについて紹介してきました。最後に振り返っていきましょう。
バーチャルオフィスとは、その名の通り仮想オフィスで住所だけを借りてオフィス扱いできるサービスです。法人登記やホームページに所在地として公開することができます。
最後に一言だけ付け加えると、バーチャルオフィスは働き方が多様化しつつある現代では更に需要が高まって行くことでしょう。今のうちから目をつけて利用してみてはいかがでしょうか。