【卓球動画解説】チキータの打ち方 – コツが分かれば簡単にできる!

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チキータ

今や、卓球には欠かせない技術がチキータです。現代ではトップ選手から小学生まで幅広く使われる技術です。あなたも試合でチキータしてみたいとは思いませんか。

このページでは、チキータの打ち方を動画解説も踏まえて紹介していきます。コツが分かればチキータは簡単です。是非見てみてください。

Contents

今や卓球には欠かせない!?チキータとは

チキータ

チキータとは、ラケットのバック面を使用して横回転をかけるレシーブ技術の一つです。卓球界においてチキータは欠かせない技術ですが、そのチキータについて詳しく紹介していきます。

  • 実は、語源はチキータバナナから!?卓球を一段階進化させた攻撃的レシーブ
  • ここだけの話、初めてのチキータは1990年!チェコのコルベル選手が遊びで開発!
  • 元五輪メダリスト張継科選手がチキータを実用化!卓球を一段階進化させる!

実は、語源はチキータバナナから!?卓球を一段階進化させた攻撃的レシーブ

チキータとは、バックハンドでボールの外側を捉える事で曲がる球ですが、実は、その語源はバナナのブランドのチキータバナナにあります

打球の軌道がバナナのように曲がることから、バナナの有名ブランドにちなんで「チキータ」と名付けたのだった。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.butterfly.co.jp/takurepo/interview/amp/012494.html

チキータレシーブができた事でレシーブが不利という概念を壊し卓球を一段階進化させました。現代では、小学生も使用する程一般使用される技術となりました。

ここだけの話、初めてのチキータは1990年!チェコのコルベル選手が遊びで開発!

ここだけの話、チキータはチェコのコルベル選手がジュニア時代に遊びながら様々な打球を試していた事から開発された技術で、当時は単調なレシーブから奇をてらって使うレシーブでした

「それぞれの試合でチキータを使ってみたら、ペンホルダーの2人は明らかにパニック状態に陥った。相手が僕の打球の曲がり方を予測できず、大きく空振りした」とコルベルは語っている。

初めてチキータが実戦の試合で使用されたのはなんと、1990年のヨーロッパ選手権でコルベル選手が対戦した相手はチキータに全く対応出来なかったようです。

元五輪メダリスト張継科選手がチキータを実用化!卓球を一段階進化させる!

チキータが世界中で使われるようになったのは、元五輪メダリスト張継科選手(中国)がきっかけです。

それまでもチキータはトップ選手の間では使われる事が少しありましたが、張継科選手チキータのレベルを一段階進化させた事で世界中で使用される技術となりました。

それまでのチキータは名前の通り横回転が多い球質でしたが張継科選手は殆ど台上バックドライブに近い形に進化させレシーブから攻撃していくというスタイルを確立しました

当時、チキータを使い始めた張継科選手は、シングルス初出場の世界選手権で優勝、その後もワールドカップ、ロンドン五輪を全て1年程で制した事から一歩先をいった卓球スタイルだった事が分かります。

打ち抜くためじゃない、ミスをしないため!安定的なチキータの打ち方

では、ここからはチキータの打ち方を動画解説も合わせて紹介していきます。まずは、相手のサーブに対してミスをしないための安定的なチキータの打ち方を紹介します。

  • ラケットの先端をおへその真ん中に!手首よりも指の使い方を意識!
  • 足は入れ過ぎない!2バウンドする直前まで打点を落とすのがポイント!
  • ネットミスしない為に必要なのは面の角度!スイングした後はラケットの面を上に開く!

ラケットの先端をおへその真ん中に!手首よりも指の使い方を意識!

これだけは忘れないで下さい、チキータをする時には手首を使いますが手首を使おうとするのではなく、指の使い方を意識するのがポイントです。

準備段階として、ラケットの先端の真ん中部分が丁度おへその真ん中ぐらいに向くようにしておき、そこからは指を意識して振り抜いていきます。

指の意識するポイントは、親指と人差し指で挟むように持っているところから中指、薬指、小指の方へ移しながら振っていきます。最初握る時には手に隙間ができてるぐらいにしておき振り抜く時にその隙間を埋めるようなイメージが最適です

足は入れ過ぎない!2バウンドする直前まで打点を落とすのがポイント!

実は、安定的なチキータをするために足を大きく入れ過ぎる必要はありません。

安定的なチキータをするためには回転量が必要ですが、回転量を多くする為にはできるだけ球を引きつける事が重要です。2バウンドする直前を打てるようにしましょう。

近年の選手のサーブの殆どがハーフロングの少し長めのサーブです。2バウンドする直前を打球するので、あまり大きく足を入れると詰まってしまいいい打球ができません

また、試合でロングサーブも警戒した上でチキータをしようとすると、多くの方が大きく足を入れる事はできません。足を入れる量を少しにする分準備をしっかりできるよう意識しましょう。

ネットミスしない為に必要なのは面の角度!スイングした後はラケットの面を上に開く!

チキータで何より大切なのは相手の下回転サーブに対してネットミスせずに返球できるかどうかです。下回転に対して安定して返球できれば他の球も返球は可能です。

そして、下回転サーブに対してネットミスしない為に必要なのは打球した瞬間の角度です。チキータでネットミスをしてしまう方は同じ角度のまま振り抜こうとしてしまいます。

しかし、同じ角度で振り抜こうとすると面が被さり過ぎてしまいボールの軌道が低くなりネットを越えないです。若しくは面が上を向き過ぎて回転量が低くなり甘い球になってしまいます。

ここでワンポイントですが、軌道と回転量を両立するには打球時に面を上に向ける事です。当たる瞬間に手首が効くので強い回転をかける事もでき面が上を向く事で軌道が弧線を描きます。

びっくり、相手が驚く!スピードチキータの打ち方

あなたも相手がびっくりするようなスピードのあるチキータを打ってみたいとは思いませんか。ここからは、スピードのあるチキータの打ち方を紹介していきます。

  • 手首ではなく前腕!ラケットの先端の下側がおへその左に来る様に!
  • 球の捉える角度は左側ではなく真上!チキータというより台上バックドライブのイメージで!
  • スピードを出す時に大事なのは足!可能であれば両足を前にいれる!

手首ではなく前腕!ラケットの先端の下側がおへその左に来る様に!

とても大事な事ですが、スピードチキータを打つ時は、手首は使い過ぎる事はありません

威力が出ない方は、手首を引いてしまのでボールを前に飛ばす力が加わらずにスピードを出す事ができません。

球によって多少変わるので絶対ではありませんがラケットを引く時は先端の下側がおへそよりも少し左の位置に向くようにしましょう。手首を使う量が減る為、安定的なチキータより肘の位置も少し後ろ側になります。

球の捉える角度は左側ではなく真上!チキータというより台上バックドライブのイメージで!

通常、チキータをする時は基本的にボールの左側を捉え打球しますが、スピードチキータの場合はボールの左側は捉えません

スピードチキータは、ボールの真上を捉え打球します。そのため、チキータというよりは台上バックドライブのイメージで打球します。

スピードチキータをする時は、バック面の先端の上側に当てるようなイメージで振り抜いていくとスピードがある中でも弧線を描き安定度が上がります。

スピードを出す時に大事なのは足!可能であれば両足を前にいれる!

スピードチキータで威力を出したい時、勿論上半身も大事ですが特に大事なのは下半身です

通常の安定的なチキータの場合、サーブが短ければ右足を前に出して半身になりながら打球します。ですが、スピードチキータの場合は、半身になると威力を出すのが難しくなるので正面で打球する事を心がけた方が良いです。

正面で打球するには、右足だけではなく左足も入れる事が重要です。また、足を入れる時は左足、右足の順に入れた方がスムーズに打球しやすいです。

コツを知れば簡単!一人でもできるチキータの練習方法

上記のチキータの打ち方のポイントを学んだあなたはチキータが打てるようになってきた筈です。ですが、その中で安定感に欠けているとしたら打球時の感覚がまだ身に付いてないからです。ここからは、チキータの感覚を掴む練習方法を紹介します。

  • 面を上に向けた状態でスイングして感覚を回転を掛ける感覚を掴もう!
  • 当たった直後に面を上にして弧線を描く感覚を掴もう
  • 打球時に左足を踏んで体重移動も使えるようになろう

面を上に向けた状態でスイングして感覚を回転を掛ける感覚を掴もう!

まずは、面を上に向けた状態でスイングしてチキータの基本となる横回転を掛ける感覚を掴んでいきましょう

チキータができない人は台の上でスイング感覚が無い、若しくはフリックのように弾いてしまい回転が上手くかけられていません。そのため、台の上でスイングした回転を掛ける感覚を掴む必要があります。

最初は、自分でボールを落としてその球に対して打球していきます。面を上に向けた状態からスイングし慣れてきたら段々と面を上ではなく横に向けていきましょう。

この時に指を意識して、強い回転を掛ける事を意識していきます。

当たった直後に面を上にして弧線を描く感覚を掴もう

チキータの横回転を掛ける感覚を掴んだら実戦向きに使えるようにしていきましょう。

実戦で使用するためには、弧線を描く打球にする必要があります。自身で球を落としての打球で良いので打球したタイミングで面を上に向けるようにしましょう。

一言付け加えるとポイントは、高く浅い球を出せるようにする事です。高く浅くボールを返球する事ができるようになったら実際にレシーブでも挑戦して更に実戦的に繋げていきましょう

打球時に左足を踏んで体重移動も使えるようになろう

最後に、チキータの回転量をより多くするための感覚練習です。

チキータをする時に上半身も大事ですが、下半身を使う事で体重移動が加わりより強い回転を掛ける事ができます。

この時に気をつける事は下半身を使おうと下半身を動かし過ぎてしまうと身体がブレてボールが安定しなくなります。そのため、下半身は小さく強く使うのがポイントです

小さく強く使うには、打球する直前に右足の方に重心をかけ左足のつま先を浮かします。そさて打球する瞬間に浮かした左足のつま先を踏むようにすると小さく強い体重移動をする事ができます。

まとめ:チキータの打ち方

いかがでしたでしょうか。チキータの打ち方を紹介してきました。最後にチキータの打ち方のポイントをおさらいしていきましょう。安定的なチキータの打ち方のポイントはこちらです。

  • ラケットの先端をおへその真ん中に!手首よりも指の使い方を意識!
  • 足は入れ過ぎない!2バウンドする直前まで打点を落とすのがポイント!
  • ネットミスしない為に必要なのは面の角度!スイングした後はラケットの面を上に開く!

また、スピードのあるチキータの打ち方のポイントはこちらです。

  • 手首ではなく前腕!ラケットの先端の下側がおへその左に来る様に!
  • 球の捉える角度は左側ではなく真上!チキータというより台上バックドライブのイメージで!
  • スピードを出す時に大事なのは足!可能であれば両足を前にいれる!

最後に、チキータにまだ挑戦した事のない方はチキータは難しい技術と考えるかもしれませんが、技術の解明が進んだ現代ではチキータは簡単な技術です。正しいやり方を知ればあなたもチキータができるようになる筈なのでトライしましょう。

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